未来都

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三菱タクシーから転送)
株式会社未来都
MILIGHT CO,.LTD.
未来都タクシー
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
570-0021
大阪府守口市八雲東町1-8-2 未来都ビル
本店所在地 571-0045
大阪府門真市殿島町11-6
設立 2007年平成19年)4月19日
業種 陸運業
法人番号 2120001159689 ウィキデータを編集
事業内容 一般乗用旅客自動車運送事業
代表者 代表取締役社長 笹井美智子
代表取締役専務 笹井大義
資本金 1,500万円
従業員数 約1,000名
外部リンク http://www.milight-taxi.co.jp/
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株式会社未来都(みらいと)は、大阪府守口市に本社を置くタクシー事業者。「株式会社未来都」およびそのグループの「未来都ハイタク事業協同組合」が運営している。社名の未来都(みらいと・Milight)とは「未来」と「ライト」 (light) を合成した造語である。タクシーの使用車種はトヨタ・クラウンセダントヨタ・ジャパンタクシーで、導入年度により5ナンバー車と3ナンバー車が混在している。

旧称は「三菱タクシー株式会社」で、三菱ハイタク事業協同組合を設立し「三菱タクシーグループ」を形成したが、三菱グループとは無関係で、スリーダイヤマークも使用していなかった[1]

1990年代には、タクシー料金を消費税増税分を除く値上げを行わなかったため大阪市域交通圏内では、複数のタクシー料金が生まれるきっかけになった。その後、同圏内では、初乗り2kmで500円の「ワンコインタクシー」や同じ初乗り2kmで同業他社より10%から12%安くしたり遠距離割引との組み合わせや料金加算の仕方で40通りの組み合わせが出来るきっかけにもなった[2]

2015年には京都市域交通圏からの営業から撤退した。

2020年に創業60周年を迎えた。

沿革[編集]

  • 1960年昭和35年)10月 - 城東交通株式会社設立。三菱タクシー株式会社に商号を変更して営業開始。以降、増車と同業者の買収・グループ化を推進。
  • 1970年(昭和45年)10月 - 三菱ハイタク事業協同組合(現・未来都ハイタク事業協同組合)を設立。グループ各社の事業を統括して、三菱タクシーグループを形成。
  • 2007年平成19年)4月19日 - 三菱タクシー株式会社(現社)を設立。同年9月から2008年3月にかけてグループ各社の営業を譲受する。
  • 2010年(平成22年)8月1日 - 創業50周年を機に株式会社未来都に商号変更。同時に三菱ハイタク事業協同組合も未来都ハイタク事業協同組合に名称変更。
  • 2015年(平成27年)6月 - 京都市域交通圏の事業を日本交通(東京都)の子会社である「東京・日本交通」(大阪市)へ譲渡し、京都府から撤退[3][4]
  • 2020年(令和2年)10月 - 創業60周年

概要[編集]

事業区域[編集]

大阪市域交通圏 大阪市豊中市吹田市守口市門真市東大阪市八尾市堺市美原区を除く)、寝屋川市(無線・電話配車のみ)、豊中市大阪国際空港
  • 初乗運賃 550円/1.440km 加算運賃80円/260m(普通車)
北摂交通圏 摂津市、茨木市高槻市箕面市、池田市、三島郡、豊中市
  • 初乗運賃 600円/1.459km 加算運賃80円/241m(普通車)
  • 関西国際空港(ただし、関西国際空港を発地とする旅客の輸送に限る)

事業所所在地[編集]

事業所 所在地
本社 守口市八雲東町1-8-2 未来都ビル
門真営業所 門真市殿島町11-6
放出営業所 大阪市城東区放出西2-11-32
井高野営業所 大阪市東淀川区井高野2-5-15
箕面営業所 箕面市西宿1-18-15
茨木営業所 茨木市駅前2-7-26
中津営業所 大阪市北区中津5-12-26
鶴見営業所 大阪市鶴見区横堤3-6-51
八尾営業所 大阪府八尾市安中町1-3-29
堺営業所 堺市堺区海山町1-3

脚注[編集]

  1. ^ 2018年平成30年)11月30日付の読売新聞大阪本社版朝刊11面の記事によれば、商標上の問題が確認できず訴訟では争えないと判断した三菱グループが、三菱タクシー側に社名変更の対価を支払ったとのこと。約2億円
  2. ^ NHKスペシャル タクシードライバーは眠らない』(NHK総合 2005年5月17日)
  3. ^ 同圏内には、京都市伏見区京都府長岡京市に営業所を置いていた。同圏内の法人タクシー会社では、珍しく中型車のみ置いていた。
  4. ^ 2021年にアサヒタクシー広島県)に営業譲渡した。

外部リンク[編集]