ヴェレス
ヴェレス ![]() Велес Veles | |||||
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![]() ヴェレスの時計塔 | |||||
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位置 | |||||
![]() 北マケドニア共和国でのヴェレスの位置 | |||||
座標 : 北緯41度43分12秒 東経21度47分36秒 / 北緯41.72000度 東経21.79333度 | |||||
市長 | Аце Коцевски | ||||
地理 | |||||
面積 | |||||
基礎自治体域 | 1 818 km2 | ||||
標高 | 206 m | ||||
人口 | |||||
人口 | (2002年現在) | ||||
基礎自治体域 | 55 108人 | ||||
その他 | |||||
等時帯 | CET (UTC+1) | ||||
夏時間 | CSET (UTC+2) | ||||
市外局番 | +389 043 | ||||
ナンバープレート | VE | ||||
公式ウェブサイト : http://www.veles.gov.mk/ |
ヴェレス(Велес / Veles)は、北マケドニア共和国中部の町、およびそれを中心とした基礎自治体。ヴァルダル川沿いに位置している。
呼称[編集]
町の名前はスラヴ神話の神ヴェレスに由来している。第二次世界大戦の後、町はユーゴスラビアの指導者ヨシップ・ブロズ・チトーにちなんでティトフ・ヴェレス(Титов Велес / Titov Veles)と改称された。しかし、マケドニア共和国がユーゴスラビアからの独立を果たした後、「ティトフ」は市名から外された。ヴェレスの自動車のナンバープレートにはティトフ・ヴェレスを意味する「TV」が書かれていたが、2000年に「VE」に改められた。
歴史[編集]
ヴェレスにおける人の居住は1千年以上にわたる。古代には町はギリシャ語でヴィラゾラ(Βυλασωρα / Vilazora)と呼ばれ、パイオニア王国(Paionia)がこの地方を支配していた頃には、トラキア人の一派が居住していたほか、イリュリア人が居住していた可能性もある。バルカン戦争以前のオスマン帝国支配下では、ヴェレスはキョプリュリュ(Köprülü)と呼ばれ、コソボ州のユスキュブ(Üsküb、スコピエ)県に属する町(kaza)であった[1]。.
特徴[編集]
文学と文化、歴史、伝統の町であり、多くの文化的遺産や古い聖堂が残されている。
ユーゴスラビア時代は工業の中心地帯として栄えており、多くの国有企業の工場が稼働していたが、ユーゴスラビア解体後は徐々に衰退。
マケドニアの情報技術産業の中心地でもあるが、失業率の高まりとともに、アフィリエイト、ニュース転載サイト運営、医療情報まとめサイト運営などに手を染める若者が急増。2016年に『ガーディアン』や『バズフィード』の調査で、ヴェレスから多数のフェイクニュースが発信されていることが判明し、「フェイクニュース工場(Fake News Factory)」の異名を取る[2][3]。
人口[編集]
2002年の国勢調査によると、ヴェレス基礎自治体(Општина Велес)の人口は55,340人である。1994年の調査では、56,571人であった。民族別の内訳は以下の通り:
- 46,767人(84.86%)マケドニア人
- 2,406人 (4.37%)ボシュニャク人
- 2,299人 (4.17%)アルバニア人
- 1,724人 (3.13%)トルコ人
- 800人 (1.45%)ロマ
- 540人 (0.98%)セルビア人
- 343人 (0.62%)アルーマニア人
- 229人 (0.42%)その他
姉妹都市[編集]
脚注[編集]
- ^ Rahmi Tekin, Osmanli Atlasi, Istanbul 2003
- ^ マケドニア番外地──潜入、世界を動かした「フェイクニュース」工場へ WIRED.jp
- ^ フェイクニュースが民主主義を壊す Facebookが助長したその実態 バズフィード
外部リンク[編集]
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