リミテッド・アニメーション

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リミテッド・アニメーション(Limited animation)とは、アニメーションの表現手法である。

概要[編集]

従来のフル・アニメーションのリアルな動作を追求した表現手法に対し、簡略化された抽象的な動作を表現するために、動きを簡略化しセル画の枚数を減らす表現手法として考案されアメリカのアニメーション制作会社UPAにより導入されたが、後のハンナ・バーベラなどにより、専ら省力化のために使用された。

日本では戦後アニメ創世記において虫プロ手塚治虫テレビアニメの『鉄腕アトム』制作に制作費や制作時間を削減するために採用した。これによりリミテッドアニメーションを進化させ同時に日本製アニメーションの手法として定着、現在では洗練されアニメの手法として発展している。

特徴[編集]

画面の一部だけを動かす場合、特にキャラクターの体はそのままで目や口だけが動いたり、画面内の多くのキャラクターのうち、1,2名のみが動いたりするのが特徴である。海外のリミテッドアニメは、動画枚数が1秒(24コマ)あたり12枚、つまり2コマにつき1枚の動画を作成することが多いが、日本のリミテッドアニメは1秒あたり8枚、つまり3コマにつき1枚の動画を作成することが多い。

他にも同じようなシーンでセル画を使い回すバンクシステムなどの工夫が知られる。

関連項目[編集]