リトルズ

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The Littles
ジャンル 冒険コメディ
アニメ
原作 ジョン・ピーターソン
総監督 片山哲生(K.K.DIC)
監督 ベルナール・デリエス
音楽 シュキ・レヴィハイム・サバン
アニメーション制作 東京ムービー新社(S1・2)→スタジオぎゃろっぷ(S3)
→パンメディア(SP)
製作 DIC
フランスの旗DICオーディオビジュアル
アメリカ合衆国の旗DICエンタープライズ
日本の旗K.K.DIC
アメリカ合衆国の旗ABC
放送局 アメリカ合衆国の旗ABC
フランスの旗Canal+TF1
放送期間 アメリカ合衆国の旗1983年9月10日 - 1985年11月2日[注 1]
フランスの旗1984年11月7日 - 1986年10月4日
話数 全32話(29話+SP分割3話)
その他 日本、フランス、アメリカ合作。
日本未放送。
テンプレート - ノート

リトルズ』(原題:The Littles/仏題:Les Minipouss)は、フランスアメリカ合衆国テレビアニメDICABCが制作し、1983年から1985年まで米ABC放送にて放送された。

概要[編集]

原作はジョン・ピーターソンが1967年に発表した同名の児童小説が元となっており、幾つかの改変を交えて本作が制作されている。

同時期に制作された『ガジェット警部』と同様、フランスのDICがアメリカへと進出するきっかけとなった作品であり、合計3シーズンの放送と映画が制作されるほどの人気作となった。

ストーリー[編集]

人間とは異なるサイズで様々な場所に住む妖精のような小人である生物の「リトルズ」が存在する世界。世の中の人間にも知られることなくリトルズは物陰でひっそりと生活を築いていた。

ある日、13歳の少年であるヘンリー・ビッグは家の中で密かに生活していたリトルズで構成された家族であるリトルファミリーと出会い親友となる。

一方、現実世界にリトルズが実在すると信じてやまないドクターエリック・ハンターは、自らの発明品を駆使してリトルズの存在を証明しようと画策していた。

リトルファミリーはヘンリーとともにハンターの魔の手から逃れるべく様々な駆け引きを実行に移し立ち向かうのであった。

登場キャラクター[編集]

リトルファミリーとヘンリー[編集]

トム・リトル
原語版キャスト - ドナバン・フレバーグ→デヴィッド・ワグナー
本作の主人公でありリトルファミリーの長男。
ルーシー・リトル
原語版キャスト - ベッティーナ・ブッシュ
リトルファミリーの長女であり妹。
グランパ・リトル
原語版キャスト - アルヴィ・ムーア
リトルファミリーの祖父であり最年長でもある初老の男性。
ディンキー・リトル
原語版キャスト - ロバート・デヴィッド・ホール
ヘレンと接点があるリトルファミリーのいとこ。
フランク・リトル
原語版キャスト - グレッグ・バーガー
トムとルーシーの父親。
ヘレン・リトル
原語版キャスト - パトリシア・パリス
トムとルーシーの母親。
アシュリー・リトル
原語版キャスト - BJウォード
リトルファミリーの最年少であるもう一人のいとこ。
ヘンリー・ビッグ
原語版キャスト - ジミー・E・キーガン
唯一人間としてリトルズの存在を知り、リトルファミリーと親友関係にある13歳の少年。スリックという名の亀をペットとして飼っている。

ハンターと助手[編集]

ドクターエリック・ハンター
原語版キャスト - ケン・サンソム
リトルズの捕獲を企む本作における悪役。
ジェームズ・ピーターソン
原語版キャスト - ケン・サンソム
ハンターの助手。

スタッフ[編集]

放映リスト[編集]

# サブタイトル 放送日
アメリカ合衆国の旗
1(S1) Beware of Hunter! 1983年
9月10日
2 Lost City of the Littles 9月17日
3 The Big Scare 9月24日
4 Lights, Camera, Littles 10月1日
5 The Spirits of the Night 10月8日
6 The Little Winner 10月15日
7 A Big Cure for a Little Illness 10月22日
8 The Rats Are Coming! The Rats Are Coming! 10月29日
9 The Little Fairy Tale 11月5日
10 Prescription for Disaster 11月12日
11 The Little Scouts 11月19日
12 A Little Gold, A Lot of Trouble 11月26日
13 Dinky's Doomsday Pizza 12月3日
14(S2) A Little Rock and Roll 1984年
9月8日
15 The Little Babysitters 9月15日
16 The Forest Littles 9月22日
17 For The Birds 9月29日
18 Twins 10月6日
19 Looking for Grandma Little 10月13日
20 Every Little Vote Counts 10月20日
21 The Littles' Halloween 10月27日
22(S3) The Little Amazon Queen 1985年
9月14日
23 Tut the Second 9月21日
24 When Irish Eyes Are Smiling 9月28日
25 The Wrong Stuff 10月5日
26 Deadly Jewels 10月12日
27 A Little Drunk 10月19日
28 Ben Dinky 10月26日
29 The Little Girl Who Could 11月2日
SP(30
- 32)
Liberty and the Littles 1986年
10月18日
10月25日
11月1日

映画[編集]

Here Come the Littles
映画
監督 ベルナール・デリエス
脚本 ウッディ・クリング
音楽 シュキ・レヴィハイム・サバン
制作 東京ムービー新社
製作 アメリカ合衆国の旗DICエンタープライズ
アメリカ合衆国の旗ABC
封切日 アメリカ合衆国の旗1985年5月24日
フランスの旗1986年10月22日
上映時間 72分
テンプレート - ノート

劇場アニメーション『Here Come the Littles』が1985年5月24日にアメリカにて公開された。

テレビシリーズでは描かれなかったリトルファミリーとヘンリーの出会いを含めた前日譚を主軸に展開するストーリーとなっている。

スタッフ(映画)[編集]

  • 制作総指揮 - ジャン・シャロピン、アンディ・ヘイワード、片山哲生
  • 監督 - ベルナール・デリエス、富沢信雄(副監督)、片渕須直(監督補佐)
  • 制作監督 - ジャン・シャロピン
  • 脚本 - ウッディ・クリング
  • アニメーション監督 - 丹内司、道籏義宣
  • 副プロデューサー - 竹内孝次、土岐友二
  • 美術監督 - 小関睦夫
  • 仕上・彩色 - 近藤浩子、中村真理、山本智子
  • 製作担当 - 赤川茂、ムラタ・ケイコ
  • 撮影 - 長谷川肇、小林健一
  • 編集 - 鶴渕允寿
  • 音楽 - シュキ・レヴィハイム・サバン
  • アニメーション制作(表記無し) - 東京ムービー新社
  • 製作 - アメリカ合衆国の旗DICエンタープライズ、ABC

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ SP放送:1986年10月18日 - 11月1日

出典[編集]

外部リンク[編集]