金沢ヤングチャンピオン

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金沢ヤングチャンピオン
開催国 日本の旗 日本
主催者 石川県(2023年)
競馬場 金沢競馬場
第1回施行日 1999年1月5日
2023年の情報
距離 ダート1700m
格付け 重賞
賞金 1着賞金300万円
出走条件 サラブレッド系2歳、金沢所属
負担重量 馬齢(55kg、牝馬1kg減)
出典 [1]
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金沢ヤングチャンピオン(かなざわヤングチャンピオン)は、金沢競馬場ダート1700mで施行される地方競馬重賞競走平地競走)である。正式名称は「テレビ金沢杯 金沢ヤングチャンピオン」、テレビ金沢が優勝杯を提供している。

概要[編集]

1999年金沢競馬場のダート1700mのサラブレッド系4歳(現3歳)の馬齢重量の重賞競走「テレビ金沢杯 サラブレッドヤングチャンピオン」として創設され、創設当初は1月上旬に開催。北陸の明け4歳(現3歳)チャンピオン決定戦として位置付けられた。2002年は積雪による影響で開催されなかった。

2004年は年に2回開催となり、さらに2004年度(第7回)以降の施行時期が11月末から12月上旬に変更され、北陸の2歳チャンピオン決定戦として位置付けられ、かつ負担重量が「馬齢重量」から「定量」に変更、2009年からは「定量」から「別定」に変更された。2012年以後は「定量」で施行されている。

2023年現在、HITスタリオンシリーズに指定されている。

JRA認定競走としても施行されている。

条件・賞金等(2023年)[編集]

出走条件
サラブレッド系2歳、金沢所属
負担重量[1]
馬齢(55kg、牝馬1kg減)
賞金等
1着300万円、2着84万円、3着42万円、4着30万円、5着24万円、着外手当6万円[1]
ダノンレジェンドの次年度配合権利が優勝馬馬主への副賞となっている[1]

歴史[編集]

  • 1999年 - 金沢競馬場のダート1700mのサラブレッド系4歳(現3歳)の馬齢重量の重賞競走「テレビ金沢杯 サラブレッドヤングチャンピオン」として創設。
  • 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走資格が「サラブレッド系4歳の北陸所属馬」から「サラブレッド系3歳の北陸所属馬」に変更。
  • 2002年 - 積雪の影響で開催中止。
  • 2003年
    • 加藤和義が騎手として史上初の連覇。
    • 南昭造が調教師として史上初の連覇。
  • 2004年
    • この年のみ、年2回開催で、2004年度(第7回)以降の施行時期を1月から11月末~12月上旬に変更。それに伴い、出走資格も「サラブレッド系3歳の北陸所属馬」から「サラブレッド系2歳の北陸所属馬」に変更。
    • 2004年度(第7回)以降の負担重量を「馬齢」から「定量」に変更。
  • 2005年
    • 名称を「テレビ金沢杯 ヤングチャンピオン」に変更。
    • 中川一男が調教師として史上2人目の連覇。
  • 2007年 - 名称を「テレビ金沢杯 サラブレッドヤングチャンピオン」に戻す。
  • 2008年 - 名称を「テレビ金沢杯 ヤングチャンピオン」に再度変更。
  • 2009年 - 負担重量を「定量」から「別定」に変更。
  • 2011年
    • 吉原寛人が騎手として史上2人目の連覇。
    • 宗綱泰彦が調教師として史上3人目の連覇。
  • 2012年
    • 名称を現在の「テレビ金沢杯 金沢ヤングチャンピオン」に変更。
    • 負担重量を「定量」に変更。

歴代優勝馬[編集]

回数 施行日 優勝馬 性齢 所属 タイム 優勝騎手 管理調教師
第1回 1999年1月5日 ゴルデンコーク 牡3 金沢 1:52.2 長嶋和彦 中川一雄
第2回 2000年1月4日 シュウタイセイ 牡3 金沢 1:50.0 山中利夫 藤木一男
第3回 2001年1月4日 ファイテングボーイ 牡3 金沢 1:51.5 加藤和義 南昭造
第4回 2002年1月8日 開催中止
第5回 2003年1月7日 ケイティグリーン 牝3 金沢 1:53.8 加藤和義 南昭造
第6回 2004年1月4日 キタノオペラ 牝3 金沢 1:51.5 平瀬城久 鈴木正也
第7回 2004年12月5日 メジャービクトリー 牝2 金沢 1:55.6 米倉知 中川一男
第8回 2005年12月4日 センパツトモ 牝2 金沢 1:51.5 中川雅之 中川一男
第9回 2006年12月3日 マツノショウマ 牡2 金沢 1:54.0 桑野等 小原典夫
第10回 2007年12月2日 ソルトバイオ 牡2 金沢 1:53.6 畑中信司 高橋道雄
第11回 2008年11月30日 キヌガサダイヤ 牝2 金沢 1:53.5 堀場裕充 加藤和宏
第12回 2009年11月29日 ファインスター 牝2 金沢 1:50.9 鬼束亮 岩切敏男
第13回 2010年11月28日 ザハヤテオー 牡2 金沢 1:53.1 吉原寛人 宗綱泰彦
第14回 2011年12月13日 ジュウワンブライト 牝2 金沢 1:51.2 吉原寛人 宗綱泰彦
第15回 2012年12月23日 ミカワジェイド 牡2 金沢 1:52.5 吉田晃浩 佐藤茂
第16回 2013年12月17日 イグレシアス 牝2 金沢 1:51.0 吉原寛人 中川雅之
第17回 2014年11月30日 アロマベール 牡2 金沢 1:51.6 平瀬城久 金田一昌
第18回 2015年11月29日 ヤマノカミ 牡2 金沢 1:50.3 佐藤友則 中川雅之
第19回 2016年11月27日 ヤマミダンス 牝2 金沢 1:51.9 青柳正義 中川雅之
第20回 2017年11月26日 ノブイチ 牡2 金沢 1:51.6 中島龍也 鈴木長次
第21回 2018年12月2日 アイオブザタイガー 牡2 金沢 1:50.2 畑中信司 中川雅之
第22回 2019年11月24日 エムティエーレ 牝2 金沢 1:51.1 栗原大河 佐藤茂
第23回 2020年11月22日 アイバンホー 牡2 金沢 1:50.8 中島龍也 金田一昌
第24回 2021年11月28日 エムティアンジェ 牝2 金沢 1:47.6 栗原大河 佐藤茂
第25回 2022年11月27日 ショウガタップリ 牝2 金沢 1:49.8 吉原寛人 芳賀克也
第26回 2023年11月21日 リメンバーアポロ 牡2 金沢 1:46.6 中島龍也 佐藤茂

※馬齢は2000年以前についても現表記に統一した。

各回競走結果の出典[編集]

出典・脚注[編集]

  1. ^ a b c d 令和5年度石川県営第14回 金沢競馬番組” (PDF). 金沢競馬場 Official Website -KANAZAWA Horse park-. 2023年11月20日閲覧。