コンテンツにスキップ

メンガーのスポンジ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
メンガーのスポンジの構成過程における4回目の反復 (M4) におけるイメージ図。

メンガーのスポンジとは1926年[1]カール・メンガーにより発見された自己相似フラクタル図形の一種であり、立方体に穴をあけたものである。そのフラクタル次元ハウスドルフ次元相似次元)は オンライン整数列大辞典の数列 A102447次元である。メンガーのスポンジの面は同じくフラクタル図形のシェルピンスキーのカーペットでできている。

カール・メンガー

メンガーのスポンジはフラクタル図形であるため、正確に作図することはできない。また、メンガーのスポンジは無限個の穴を開けるため正確には3次元空間では見ることができない。それは表に見える6つの面がシェルピンスキーのカーペットによって構成されていて面積が0となるからである。

面積

[編集]

メンガーのスポンジの次元は2より大きいため、2次元的な大きさである面積は無限である。表面積が1となる大きな立方体から穴を空けてメンガーのスポンジを構成する場合、一度目の穴を空けると、その表面積は増加する。

穴を空ける回数をとすると、その表面積はと表すことができ、これは無限回繰り返した時、無限大に発散する。

体積

[編集]

メンガーのスポンジの次元は3より小さい(2.7268...次元)ため、3次元的な大きさである体積は 0 である。 実際、体積が1となる大きな立方体から穴を空けてメンガーのスポンジを構成する場合、一度穴を空ける毎にその体積はずつ減少するため、穴を空ける回数をとすると最終的に体積はとなりに収束する。

厳密な定義

[編集]
メンガーのスポンジの3回目 (M3) までの反復構成過程のフローイメージ図。

メンガースポンジの厳密な定義は以下である:

ここで は単位立方体で、

脚注

[編集]

注釈

[編集]

出典

[編集]
  1. Menger, Karl (1926), “Allgemeine Räume und Cartesische Räume. I.”, Communications to the Amsterdam Academy of Sciences. English translation reprinted in Edgar, Gerald A., ed. (2004), Classics on fractals, Studies in Nonlinearity, Westview Press. Advanced Book Program, Boulder, CO, ISBN 978-0-8133-4153-8, MR 2049443

関連項目

[編集]