ペディグリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Jump to navigation Jump to search
トリプルHによるペディグリー。

ペディグリーPedigree)は、プロレス技の一種である。

解説[編集]

トリプルHのオリジナル技であり、代名詞的フィニッシュ・ホールド。相手の上半身をリバース・フルネルソンの要領で捕らえて後ろに跳び退くような感じで自身の体をジャンプして相手を抱えたまま両膝から着地して、うつ伏せの状態で落下させた相手の顔面を叩きつける。

両手と頭が固定されているため、受身が不可能であり、技を受けた相手は抵抗できないまま顔面を痛打させられてしまう。

ペディグリーの意味は「高貴なる血統」。技名はトリプルHがフランス系貴族ギミックを使っていた頃の名残が由来。

ペディグリーが開発された当初の形は相手をダブルアーム・スープレックスの要領で持ち上げて、その上で垂直に跳躍して顔面ではなく額の辺りを全体重をかけて叩きつける変形ジャンピング・ダブルアーム・パイルドライバーであったが、この形は腕と頭がロックされていて受身が完全に不可能であるため相手を死に至らしめる危険性のある非常に危険なものであり、後にWWF(現:WWE)で「パイルドライバー禁止令」が発されてからは現在のようなダブルアーム・フェイス・バスターに改良された。

トリプルHはマクマホン一家、レフェリー、リングアナウンサー、司会者などの非レスラーに対してペディグリーを仕掛ける場合は跳躍した瞬間に両手のロックを外して受身を取らせる手加減型を使用していたが2005年、疲労による長期休養から復帰して以降は非レスラーに手加減をしないで技を仕掛けている。

バティスタ曰く、この型からでも「恐怖を覚える技」とコメントしている。それ故に、この型が当たる直前に足を受身代わりにダメージを和らげるレスラーも多いと言われている。

ペディグリーの起源はトリプルHがコワルスキー道場での練習生時代にスパーリング中に他の練習生がダブルアーム・スープレックスを失敗して額から叩きつけるような形になったのを目撃したことからヒントを得たものとされる。

アンドレ・ザ・ジャイアントは対アントニオ猪木戦で両手首を掴み、相手の顔面を叩きつける変型ダブルアーム・フェイス・バスターを使用したことがある。

応用技として相手をコーナー最上段に座らせて自身もセカンドロープに登って仕掛ける雪崩式がある。

主な使用者[編集]

派生技[編集]

スラップジャック
スティービー・レイのオリジナル技。相手の上半身をリバース・フルネルソンの要領で捕らえて腕の力を使って相手の体をマットと水平の高さになるまで持ち上げて相手を抱えたまま正座するように両膝を折り畳み、うつ伏せの状態で落下させた相手の顔面を叩きつける。
エンジェルウィングス
クリストファー・ダニエルズのオリジナル技。相手の上半身をリバース・フルネルソンの要領で捕らえて相手の体を垂直になるまで持ち上げて相手を抱えたまま自身の体を左方向へと180度捻って相手の体を前方へと落下させながら尻餅をつき、うつ伏せの状態になった相手の顔面を自身の両足の間へ叩きつける。
リバース・タイガー・ドライバー
山川竜司のオリジナル技。相手の上半身をリバース・フルネルソンの要領で捕らえて相手の体を垂直になるまで持ち上げて体を前傾させながら開脚ジャンプして、うつ伏せの状態で落下させた相手の体を自身の両足の間へ叩きつける。
FFF
SUWAのオリジナル技。相手の上半身をリバース・フルネルソンの要領で捕らえて相手の体を垂直になるまで持ち上げて体を前傾させながら正座をするように両膝を折り畳み、うつ伏せの状態で前方へと落下させた相手の顔面を叩きつける。
琉's
神田裕之のオリジナル技。相手の上半身をリバース・フルネルソンの要領で捕らえて相手の体を垂直になるまで持ち上げて相手を抱えたまま体を左方向へと180度捻って体を前傾させながら尻餅をつき、前方へと落下させた相手の体を、うつ伏せの状態で叩きつける。
ブレイクハート
宮原健斗のオリジナル技。相手の上半身をリバース・フルネルソンの要領で捕らえて相手の体を垂直になるまで持ち上げて後ろに飛び退くような感じで自身の体をジャンプして相手を抱えたまま相手の体を前方に落下させながら両膝から着地して、うつ伏せの状態で落下させた相手の顔面を叩きつける。

関連項目[編集]