ペタソス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

ペタソス古希: πέτασος - pétasos)とは、テッサリアに起源を持つ、古代ギリシアのつばの広い日よけ帽であり、しばしばクラミュス英語版と呼ばれるマントと併用される。一般的には羊毛のフェルト生地やなどから作られ、広くだらりとしたつばがついている。農夫や旅人が身に着けていることが多く、田舎の人間の特徴であるとされていた。翼のある帽子と同じく、ギリシア神話の伝令神ヘルメースローマにおけるメルクリウス)の象徴であった。

アテーナイ騎兵が被っていた金属の兜は、ペタソスの形を模して作られた。例えば、つばの外側の縁に、おそらく布のカバーをつけるために穴が開いている。そのことは主に、レリーフ壺絵などから分かるが、アテナイ人の墓からも考古学的な実例が発見されている。[1]

ギャラリー[編集]

参考文献[編集]

  1. ^ Nicholas Sekunda, The Ancient Greeks (Osprey Publishing, 1986, 2005), p. 19.

関連項目[編集]