アトリビュート

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アトリビュート: attribute)は、西洋美術において伝説上・歴史上の人物または神話上のと関連付けられた持ち物。その物の持ち主を特定する役割を果たす。持物(じぶつ)ともいう。正義の女神を例にとると、手に持った、それに目隠しである。

宗教画[編集]

イコンなどの宗教画においては、聖人の生涯、職業、使命を表すために用いられる[1]。画面内に描かれている女性がオルガンなどの楽器を手にしていればセシリアであろうし、車輪とともに描かれていればアレクサンドリアのカタリナであると見分けることができる。

また、シュロの葉は殉教者致命者)に共通するアトリビュートである。

ただし正教会においては、致命者殉教者)の持つ象徴は十字架である。

主なアトリビュート[編集]

これらは非公式・公式に係わらず、表現として用いられたものである。

聖人名 画像 象徴物
聖母マリア Raphael - Madonna dell Granduca.jpg 百合の花、とげのないバラの花、赤と青の衣、幼子イエス
ナザレのヨセフ Saint Joseph with the Infant Jesus by Guido Reni, c 1635.jpg 大工道具、幼子イエス、百合の花
洗礼者ヨハネ らくだの皮の衣、と切株、十字架(杖状の長いもの)
聖ペテロ Pope-peter pprubens.jpg (金と銀の鍵)、逆さ十字、三重の横木を持つ司教杖雄鶏

脚注[編集]

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  1. ^ 千足伸行石鍋真澄 『すぐわかるキリスト教絵画の見かた』 東京美術2005年9月ISBN 978-4-8087-0789-7 [要ページ番号]

関連項目[編集]