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ブリュイエール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ブリュイエール
Bruyères

行政
フランスの旗 フランス
地域圏 (Région) グラン・テスト地域圏
(département) ヴォージュ県
(arrondissement) エピナル郡英語版
小郡 (canton) ブリュイエール小郡英語版
INSEEコード 88078
郵便番号 88600
市長任期 イヴ・ボンジャン(Yves Bonjean)
2014年 - 2020年
自治体間連合 (fr) ブリュイエール自治体間連合フランス語版
人口動態
人口 3,187人
2013年
人口密度 199人/km2
地理
座標 北緯48度12分30秒 東経6度43分16秒 / 北緯48.20833333333度 東経6.72111111111度 / 48.20833333333; 6.72111111111座標: 北緯48度12分30秒 東経6度43分16秒 / 北緯48.20833333333度 東経6.72111111111度 / 48.20833333333; 6.72111111111
標高 平均:493m
最低:390m
最高:704m
面積 16.02km2 (1,602ha)
ブリュイエール Bruyèresの位置(フランス内)
ブリュイエール Bruyères
ブリュイエール
Bruyères
公式サイト http://www.ville-bruyeres.fr/
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ブリュイエール(フランス語: Bruyères)は、フランス北部、グラン・テスト地域圏ヴォージュ県コミューン基礎自治体)である。

地理

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ヴォージュ山脈中にあり、エピナルからサン=ディエ=デ=ヴォージュへ向かう街道の中間地点に位置している。街の近郊には分水界があり、北側はモルターニュ川英語版水系、南側はボローニュ川英語版水系である。

歴史

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ブリュイエールは、6世紀から人が居住し始め、10世紀ロレーヌ公国の一部となり、城塞が建造された。ブルゴーニュ戦争の際、1475年ブルゴーニュ公国によって占領されているが、翌1476年に解放されている。1766年にロレーヌ公国がフランスに併合されたことにより、フランス領となった。

第二次世界大戦中の1944年10月にはブリュイエールの戦いフランス語版が行われ、日系アメリカ人二世部隊であるアメリカ陸軍第442連隊戦闘団ドイツ国防軍の間で戦闘が行われた。

ドイツ軍はブリュイエール周辺にある4つの高地に堡塁を築いており、米軍はそれぞれA高地(標高575m)、B高地(標高538m)、C高地(標高552m)、D高地(アヴィソン山フランス語版 標高595m)と名付けていた。10月15日朝、エピナルから移動してきた第442連隊戦闘団は高地への攻撃を開始[1]し、A高地の攻略には第442連隊戦闘団第100歩兵大隊があたったものの、ドイツ軍の機関銃陣地によって進軍を阻まれた[2]。最終的に第100歩兵大隊がA高地を占領するのは10月18日早朝のことで、100人以上のドイツ兵が捕虜となった[3]

10月21日、第442連隊戦闘団は引き続きC高地を占領した。しかし、第36歩兵師団英語版師団ジョン・アーネスト・ダールキスト英語版(John Ernest Dahlquist)少将の命令により、C高地から撤退させられ、その間にC高地はドイツ軍によって再占領された[4]。そのため、後にC高地を奪回する際に不必要な犠牲を出している[4]

10月22日、ダールキストの命令により、第442連隊戦闘団はビフォンテーヌ英語版東方で孤立した第36歩兵師団英語版第141歩兵連隊英語版第1大隊英語版テキサス大隊)を救出するため、ブリュイエールを離れた。この戦闘で、第100歩兵大隊は2度目の大統領部隊感状を授与された[3]

ブリュイエールはこの戦闘で5000発の砲弾が撃ち込まれ、街の大部分が破壊された[3]。さらに、砲弾によって一帯の樹木に銃弾が入り込み、商品価値がなくなってしまったため、林業も戦後長い間中断せざるを得なくなった[5]。しかし、戦争で破壊された建物は以前の姿に復旧[6]され、ブリュイエールの解放を記念して、街の通りのひとつは442部隊通りと名付けられた[7]2001年には戦没者慰霊式典が行われ、第442連隊戦闘団の元兵士たちがブリュイエールに招待されて、パレードに参加している[7]

交通

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ゆかりの人物

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姉妹都市

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脚註

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  1. ^ 渡辺2003、p.147
  2. ^ 渡辺2003、p.148
  3. ^ a b c 渡辺2003、p.152
  4. ^ a b 渡辺2003、pp.154-155
  5. ^ 渡辺2003、p.156
  6. ^ 渡辺2003、p.163
  7. ^ a b 渡辺2003、pp.158-159

参考文献

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  • 渡辺正清『ゴー・フォー・ブローク!:日系二世兵士たちの戦場』光人社、2003年。ISBN 4769826036 

関連項目

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外部リンク

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