ビップ・バップ

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ビップ・バップ
ウイングス楽曲
収録アルバムワイルド・ライフ
リリース1971年12月7日 (1971-12-07)
録音1971年7月24日 Abbey Road Studios
ジャンルロック
時間4分10秒
作詞者ポール・マッカートニー
作曲者ポール・マッカートニー
マンボ
(1)
ビップ・バップ
(2)
ラヴ・イズ・ストレンジ
(3)

ビップ・バップ」(原題: Bip Bop)は、1971年ウイングスが発表した楽曲。

概要[編集]

アルバム『ワイルド・ライフ』収録。マッカートニーは2009年のインタビューで「ビップ・バップ」は僕が作った曲だよ。うちの子が好きな曲なんだ。この子も知っているし、歌いやすいんだよ。「フリップ・フロップ」かもしれないよ。何でもいいんだけど、「ビップ・バップ」なんだ」と語っている[1]。 タイトルは、マッカートニーの娘メアリーが口に出した意味の無い言葉からとったもの[2]

マッカートニーは1986年9月のローリング・ストーン誌のインタビューでは、「聴くに堪えない」、2015年の『Q』のインタビューでは、「歌詞が最悪なんだ」、2016年のインタビューでは、「この曲がずっと嫌いだったんだ」と語っている[3]

しかし、1997年6月のレコードコレクター誌のインタビューでは、「トレヴァー・ホーンに「あの頃の曲は本当に嫌いだ」と言ったのを覚えてるよ。すると彼が、どれがそうなのかと聞いてきたんだ。「『ワイルド・ライフ』に収録されている「ビップ・バップ」というひどい曲があるんだ」と言うと、「何でもない」と言った。すると彼は、「冗談だろ、あれは俺のお気に入りの一つなのに!」と言った。最近、息子がこの曲を演奏しているんだけど、とてもいい曲だと思うよ。 僕は当時、この曲はあまり良くないという意見に賛成していたんだ」と語っている[4]

アルバム発売後に行われた大学巡業ツアーで初披露された。公演によっては1曲目に抜擢される事もあったという[5]

「ウイングス・パン」収録バージョン[編集]

スコットランドの農場で、マッカートニーとリンダが子供達にこの曲を歌う映像が存在する。この映像はウイングスのドキュメンタリー映画である映像作品「ウイングスパン」に収録された。また、その音源は2001年発売のベスト・アルバム『夢の翼〜ヒッツ&ヒストリー〜』に収録されている。 また、『ワイルド・ライフ』に収録されている通常のバージョンは、2016年に発売されたマッカートニーのベスト・アルバム『ピュア・マッカートニー〜オール・タイム・ベスト』のデラックス・エディションに収録されている[6]

ビップ・バップ・リンク[編集]

アルバムの7曲目に本曲のインストゥルメンタル・バージョンが収録されている。

クレジット[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Bip Bop”. The Paul Mccartney project. 2022年5月4日閲覧。
  2. ^ ピュア・マッカートニー〜オール・タイム・ベスト デラックス・エディション ブックレットより
  3. ^ Bip Bop”. The Paul Mccartney project. 2022年5月4日閲覧。
  4. ^ Bip Bop”. The Paul Mccartney project. 2022年5月4日閲覧。
  5. ^ http://www.setlist.fm/stats/songs/wings-23d68837.html?song=Bip+Bop
  6. ^ ピュア・マッカートニー~オール・タイム・ベスト [デラックス・エディション] [SHM-CD] [CD]”. ポール・マッカートニー|Paul McCartney. UNIVERSAL MUSIC JAPAN. 2022年5月4日閲覧。

参考文献[編集]

Paul McCartney Recording Sessions (1969~2013)