ハラペーニョ
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| 分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Capsicum annuum L. | |||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Jalapeño |
ハラペーニョ(スペイン語: chile Jalapeño)とはトウガラシ(C. annuum)の品種の一つ。メキシコを代表する青唐辛子である。辛さは中程度(2500-8000スコヴィル)。名称はその発祥の地といわれているベラクルス州のハラパ(Xalapa)に由来する。「ハラペノ」や「ヤラピノ」等と呼ばれた事もある。
利用
[編集]酢漬けなどにして市販されているが、生で食べることもできる。メキシコ料理やテクス・メクス料理で良く用いられる食材であり、多くのメキシコ料理店ではハラペーニョをタマネギやニンジンと一緒にピクルスにした「ハラペーニョ・エン・エスカベーチェ」(Jalapeño en escabeche)を注文することができる。
アメリカ合衆国でもよく普及しておりサルサに加える他、チェダーチーズなどのチーズを詰めたハラペーニョに衣をつけて揚げたハラペーニョ・ポッパー(Jalapeño Popper)などは酒のつまみとして人気がある。ホットドッグなどにつけることも多い。また、菓子や清涼飲料水のフレーバーとしても人気がある。
ホットソースの原料
[編集]タバスコには赤と緑があるが、緑のソースはハラペーニョで作られている。熟したハラペーニョを干してから燻したものはチポトレと呼ばれる。フイフォン社のシラチャー・ソースでは、完熟の赤いハラペーニョが使われている。
性質
[編集]本種(ハラペーニョ)はナス科トウガラシ属の植物であり、多年草であるとされる。ただし、日本の多くの地域では冬期の低温に耐えられず、1年草として扱われることが多い。[1]
越冬(冬越し)のポイント
[編集]- 冬季には室内や温室へ取り込むか、凍結・霜害を避ける場所で管理する。[2]
- 株の地上部を20cm程度で切り戻し、小さめにして乾燥気味に保つとよい。[3]
- 株元が暖かく、通気性があることが重要。過湿を避ける。
病害虫および注意点
[編集]- モザイク病:葉に斑紋が出る。アブラムシ等の害虫が媒介することがあるため、病株は早めに取り除く。[4]
- アブラムシ:葉の裏や芽に発生。窒素過多や風通しの悪さが原因になりやすい。[5]
- ハダニ:乾燥した環境で発生しやすい。葉にかすみがかった変色が見られることがある。管理が不十分な場合の注意。[6]
- 連作障害:同じ場所にナス科植物を繰り返して栽培すると根が弱ったり収量が落ちたりすることがある。畑なら数年間隔を空けるか、土壌改良を行う。[7]
画像
[編集]-
赤く熟したハラペーニョ
-
チポトレ
脚注
[編集]- ^ “トウガラシ 栽培の詳細版…中級者以上のための長文テキストです”. Zisho Flowers. 2025年9月20日閲覧。
- ^ “トウガラシ 栽培の詳細版…中級者以上のための長文テキストです”. Zisho Flowers. 2025年9月20日閲覧。
- ^ “…同上…”. Zisho Flowers. 2025年9月20日閲覧。
- ^ “トウガラシ 栽培の詳細版…中級者以上のための長文テキストです”. Zisho Flowers. 2025年9月20日閲覧。
- ^ “トウガラシ 栽培の詳細版…中級者以上のための長文テキストです”. Zisho Flowers. 2025年9月20日閲覧。
- ^ “トウガラシ 栽培の詳細版…中級者以上のための長文テキストです”. Zisho Flowers. 2025年9月20日閲覧。
- ^ “トウガラシ 栽培の詳細版…中級者以上のための長文テキストです”. Zisho Flowers. 2025年9月20日閲覧。