ハウ・ドゥ・ユー・ドゥ・イット
「恋のテクニック」 | |
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ジェリー&ザ・ペースメイカーズ の シングル | |
B面 |
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リリース | |
規格 | 7インチ・レコード |
録音 | 1963年 |
ジャンル | ロック |
時間 | |
レーベル |
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作詞・作曲 | ミッチ・マレー(Mitch Murray) |
プロデュース | ジョージ・マーティン |
チャート最高順位 | |
「恋のテクニック」(How Do You Do It?)は、1963年にジェリー&ザ・ペースメイカーズがリリースしたデビュー曲である。
概要[編集]
イギリスのリヴァプールを中心に活動していたジェリー&ザ・ペースメイカーズが、EMI系列のコロンビアからリリースしたデビュー・シングルのA面として起用した曲。同シングルは1963年4月11日付けから3週連続で全英チャート1位を獲得しており[1]、さらに翌1964年には「ブリティッシュ・インヴェイジョン」によってアメリカ合衆国でも発売され、9位まで上昇している。
ビートルズとの関係[編集]
本来は、ジョージ・マーティンがビートルズのデビュー曲として用意していた曲だった。ザ・ビートルズ・アンソロジー日本語版P76[2]によれば、当時は作曲家と版権業者及びレコード・プロデューサーが連携してレコードを制作することが通例となっており、ジョージ・マーティンもこれに倣ってこの曲をビートルズに渡し、1962年9月にセッション録音を行った。しかしビートルズのメンバーが自分達の作った曲でデビューしたいと主張した。結果的にビートルズ側の主張が認められ、オリジナル曲の「ラヴ・ミー・ドゥ」がデビュー曲としてリリースされた。「ラヴ・ミー・ドゥ」は全英チャートで最高17位まで上昇している。さらにその後「プリーズ・プリーズ・ミー」を聴いたマーティンが、それをセカンド・シングルとして採用。「恋のテクニック」は、同じくマーティンがプロデュースを担当していたジェリー&ザ・ペースメイカーズに託されるに至った。
なお、ビートルズがセッション録音した音源は、その当時は発表されなかったが、1995年にリリースされた「ザ・ビートルズ・アンソロジー1」の23曲目に収録されたため、現在は聴く事が出来る。ただしジェリー&ザ・ペースメイカーズ版の原題が"How Do You Do It?"であるのに対し、ザ・ビートルズ・アンソロジー1に収録された音源は"How Do You Do It"とクエスチョン・マークを欠いた表記でクレジットされている[3]。 「アンソロジー」のDVDでは本曲に触れた部分で「フロム・ミー・トゥ・ユー」のセッション写真にビートルズバージョンが流され、ゲイリー&ペースメイカーズのジェリーがオーバーなアクションをしているTVショウの映像が使われいる。
脚注[編集]
- ^ w:en:List of number-one singles from the 1960s (UK)を参照のこと。
- ^ リットー・ミュージック刊・ISBN 4845605228
- ^ 1966年以降、ビートルズの曲に新たな邦題をつけることは原則的に認められていないので、ビートルズ版は邦題も「ハウ・ドゥ・ユー・ドゥ・イット」とされている。