ナガエツルノゲイトウ

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ナガエツルノゲイトウ
Alternanthera philoxeroides NRCS-1.jpg
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: ナデシコ目 Caryophyllales
: ヒユ科 Amaranthaceae
: ツルノゲイトウ属 Alternanthera
: ナガエツルノゲイトウ A. philoxeroides
学名
Alternanthera philoxeroides
(Mart.) Griseb.
和名
ナガエツルノゲイトウ
英名
Alligator weed

ナガエツルノゲイトウ(学名:Alternanthera philoxeroides)は、ナデシコ目・ヒユ科に分類される多年草の一種。南アメリカ原産で、世界中に外来種として定着している。

分布[ソースを編集]

南アメリカを原産地とする[1]

アメリカオーストラリアニュージーランドリビア日本台湾に移入分布する[1][2]

特徴[ソースを編集]

高さ0.5-1.0m以上で、太さ4mmほどの茎は中空となる。葉は対生で、わずかに細かい毛のような鋸歯が確認できる。花期は4-10月で、白色の花を咲かせる。

外来種問題[ソースを編集]

日本での最初の定着記録は、1989年の兵庫県尼崎市のものである[1]。観賞用の水草として流通していた本種は、本州以南の千葉県茨城県神奈川県静岡県滋賀県京都府奈良県大阪府兵庫県徳島県香川県島根県福岡県佐賀県熊本県鹿児島県沖縄県といった広い範囲に分布が拡大している[2][3][4][5][6]。また、アメリカでは1897年にアラバマ州で初めて確認された[7]

在来種の植物と競争するほか、水面上にマット状に繁茂することで水流を停滞させたり、船の通行を妨げたりする[1]。そのため、世界中で侵略的な雑草となっている。日本では外来生物法により特定外来生物に指定されている[8]

本種の防除対策として、アメリカでは1960年代頃からアザミウマなどを利用した天敵導入が行われている[1][2]


関連項目[ソースを編集]

  1. ^ a b c d e 多紀保彦(監修) 財団法人自然環境研究センター(編著) 『決定版 日本の外来生物』 平凡社2008年4月21日ISBN 978-4-582-54241-7
  2. ^ a b c ナガエツルノゲイトウ 国立環境研究所 侵入生物DB
  3. ^ 県内の特定外来生物対策 (更新日:2016年5月15日), 茨城県
  4. ^ 奈良の世界遺産にはびこる外来生物, 関西情報サイト Kansai Window
  5. ^ 久米修 香川水草便り 13. ナガエツルノゲイトウがやってきた 水草研究会会誌97号(2012年5月)43-44
  6. ^ 宍道湖にナガエツルノゲイトウが侵入! (2016年9月12日), Limnology 水から環境を考える.
  7. ^ Species Profile- Alligatorweed (Alternanthera philoxeroides), National Invasive Species Information Center, United States National Agricultural Library. Lists general information and resources for Alligatorweed.
  8. ^ ナガエツルノゲイトウ 特定外来生物の解説 環境省