トリジャター

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トリジャターTrijātā)は、インド叙事詩ラーマーヤナ』に登場する年老いた羅刹女(ラークシャシー)。ラーヴァナの滅亡を予知するを見た。また心が優しく、捕らわれたシーターを励ました。

トリジャターは様々な夢を見た。ラーマに関する夢が幸運を暗示させるのに対し、ラーヴァナについては不吉、死を暗示させるものばかりであった。夢の中でラーヴァナは頭を剃り、香油にまみれていた(死の予兆とされる)。あるいはロバに乗り、南を向いて進んでいた(南は不吉な方角とされる)。またランカーの城門が破壊され、都市が海に沈み、あるいは灰と化す夢を見た。そしてシーターにラーヴァナの妃となるよう脅す羅刹女たちをいさめた。

またシーターがインドラジットの攻撃でラーマ、ラクシュマナが深く傷つき、大地に横たわる姿を見て深く悲しんだときも、トリジャターはシーターをなぐさめ、元気づけようとした。

戦争後、トリジャターはラーマから財産と名誉を授かったという。