ダニエル (ヴェステルイェートランド公)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
ダニエル
Prins Daniel av Sverige
Hertig av Västergötland
DanielSweden.JPG
結婚式後のダニエル王子(2010年6月19日)
称号 ヴェステルイェートランド公爵
全名 Olof Daniel
身位 Prins(王子)
敬称 Hans Kunglig Höghet(殿下)
出生 (1973-09-15) 1973年9月15日(43歳)
スウェーデンの旗 スウェーデンエーレブルー
配偶者 ヴィクトリア王太子
子女 エステルイェートランド公爵エステル王女
スコーネ公爵オスカル王子
父親 オーレ・ベストリング
母親 エヴァ・ベストリング
テンプレートを表示

ダニエル王子(Prins Daniel, 出生名:Olof Daniel Westling (オロフ・ダニエル・ベストリング); 1973年9月15日 - )は、スウェーデンベルナドッテ王朝)王室成員で、ヴィクトリア皇太子の夫。公式の称号は Hans Kunglig Höghet Prins Daniel av Sverige, Hertig av Västergötland(ヴェステルイェートランド公爵ダニエル王子殿下)。結婚前は、ストックホルムの中心部で3つのトレーニングジムを経営する実業家として活躍していた。

略歴[編集]

エーレブルーで生まれ、オッケルボーで育つ。ちなみに、生まれた年月日は奇しくも義父であるカール16世グスタフ国王が即位した日と同じである。学校を卒業した後は、イェブレにある陸軍歩兵連隊に短期間服務した。その後、ストックホルムにスポーツジムを開業した。一方、後に妻となるヴィクトリア皇太子は、当時、拒食症にかかっており、その治療後、落ちた筋肉をつけるためにダニエルのスポーツジムに通っていた。2002年に、ダニエルがヴィクトリア皇太子の個人トレーナーを担当したことがきっかけで、交際に発展した。

当初、スウェーデン王カール16世は、実業家として成功しているとはいえ、普通の体育大学を卒業しただけで、特に芳しい学歴も経歴も持っていない平民であるダニエルと、ヴィクトリアとの恋愛を認めず、スウェーデン国民も大半が反対していた。カール16世は、夕食時にヴィクトリアからダニエルの事を聞かされたが、その時、カール16世は無言で席を立ち、以後、数か月もの間、ヴィクトリアと一言も会話もしないほど激怒したという。その後、ヴィクトリアは、カール16世とダニエルとの食事をセッティングし、何とか交際は認められた。一方で、カール16世はダニエルに、スウェーデン王室の一員に相応しい教養を身につけるよう要請した[1]

それを期に、ダニエルは王室の一員となるべく、立ち振る舞いやファッション等のマナー、3か国語、王室をはじめとする自国の歴史、公務に関する学習を7年間に亘って続けた[2]。この教師陣は一流どころが揃えられ、歴史の授業を担当したのは当時の外務大臣だったという[1]。そして2009年2月24日に皇太子とダニエルは、カール16世グスタフとスウェーデン政府から、王位継承法に基づき、正式に婚約を認められた。

腎臓に先天的な疾患を抱えていたダニエルは、婚約発表の3か月後の5月28日に、カロリンスカ大学病院で父親の腎臓を移植する手術を受け、王室からは手術は成功し、父子ともに術後の経過は良好との発表がなされた。その際、皇太子は公務でグリーンランドに滞在中だったため、手術に立ち会うことはできなかった。

現在は、皇太子の夫として徐々に公務にも携わるようになり、2009年3月に催された皇太子の聖名祝日記念式典や、ストックホルム宮殿での公式晩餐会に出席したのを皮切りに、7月にはソリーデン宮殿での韓国李明博大統領との昼食会に同席した。

結婚式は、国王夫妻の34回目の結婚記念日となる2010年6月19日に、ストックホルム大聖堂で執り行われた。これに伴い、「王子prins)」の称号と皇太子が保有しているヴェステルイェートランド公爵の爵位が譲位されたが、皇太子配ならびに王配としての正式な称号は、現段階では未定のままとなっている。

2012年2月23日、ヴィクトリア皇太子との間にエステル王女が誕生し[3]、2016年3月2日に第2子オスカル王子が誕生したことで2児の父になった。

スウェーデン王室
Great coat of arms of Sweden.svg

カール16世グスタフ
シルヴィア王妃


脚注[編集]

  1. ^ a b [奇跡体験!アンビリバボー] 2013年2月14日放送 「奇跡バレンタインSP 国中が反対!王女の許されざる恋」
  2. ^ フジテレビ系列『ザ・ベストハウス123』2011年4月13日放送分より。
  3. ^ Ohlin, Pia (2012年2月24日). “スウェーデンのビクトリア王女が女児出産、首都で祝砲” (日本語). AFPBB News. 2012年3月2日閲覧。
ダニエル王子の紋章