シティ・オブ・ランドウィック

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City of Randwick
ニューサウスウェールズ州
 ベア島ミッション:インポッシブル2の撮影が行われた。
濃い青で塗られたのが、ランドウィック。
City of Randwickの位置(ニューサウスウェールズ州内)
City of Randwick
City of Randwick
座標南緯33度55分 東経151度15分 / 南緯33.917度 東経151.250度 / -33.917; 151.250座標: 南緯33度55分 東経151度15分 / 南緯33.917度 東経151.250度 / -33.917; 151.250
人口131,714(2009)[1]
 • 人口密度3,500/km2 (9,100/sq mi)
創立1859[2]
面積36 km2 (13.9 sq mi)
議会ランドウィック
地域シドニー都市圏
州選挙区Coocee、 Maroubra、Heffron
代議院選出地区Kingsford Smith、Wentworth
ウェブサイトCity of Randwick

シティ・オブ・ランドウィックCity of Randwick)は、オーストラリアニューサウスウェールズ州の地方公共団体シドニー東部に位置する。

概要[編集]

シティ・オブ・ランドウィックは、面積36平方キロメートルの中にさまざまなランドマークを有する自治体である。域内北部にあるシドニー最大の公園の1つであるセンテニアル・パークは、シティ・オブ・シドニーとの境界をなす。また、オーストラリアでも国際レースが開催されるランドウィック競馬場がある。ニューサウスウェールズ大学(UNSW)があることから、教育の拠点としての性格をも有す。区域の東部は、タスマン海に臨み、クージー、マルーブラといったシドニー有数のビーチを抱える。

区域の南部はボタニー湾に臨み、工業地帯であると同時に、ミッション:インポッシブル2SBSのTVドラマであるイースト・ウェスト 101en)の撮影現場で、かつての囚人収容施設であったベア島を抱える。ベア島を含む一帯は、ボタニー・ベイ国立公園に含まれている。また、ベア島を抱えるサバーブラ・ペルーズはシドニーにおいて最大規模のアボリジニ共同体がある。

商業の中心は、市庁舎がおかれるランドウィックen)、学生街と同時に中国人街・インドネシア人街の性格を有するキングスフォードen)、市域南部の交通の拠点であるマルーブラ・ジャンクション(en)及びマトラーヴィルenにある。

オーストラリア陸軍第2司令部がランドウィックにある。また、マラバルen)には、1909年に開設された[3]ロングベイ矯正施設が設けられている。

歴史[編集]

アボリジニがシティ・オブ・ランドウィックの区域に住み始めたのは、おおよそ1万年前のことである。彼らは、キャディガル族en)と考えられている。彼らの生活は、主に狩猟生活によって営まれてきた[4]

しかし、ヨーロッパ人がオーストラリア人に移住してから、ヨーロッパ人が持ち込んだ疫病、あるいは、軍事衝突の結果、彼らの数は大きく減り、19世紀半ばには、徹底的に破壊されてしまった[5]

ランドウィックという名前は、シティ・オブ・ランドウィックの最初の市長となったシメオン・ヘンリー・ピアース(Simeon Henry Pearce)の生地であるイングランドグロスタシャーの村の名前である。1880年代までは、シティ・オブ・ランドウィックに居住しているのは少数の富農と貧困にあえぐ人々であった。しかし、この時代に、路面電車がシドニー中心部から建設されたことで、都市としての発展を遂げることとなった。

1949年に、ニューサウスウェールズ大学の前身であるニューサウスウェールズ工科大学が、ケンジントンに建設された。

人口動態[編集]

オーストラリア統計局の統計局に基づくと、2006年6月末現在、127,948人が居住していた。この数字は、ニューサウスウェールズ州で19番目に大きい数字である。

構成サバーブ[編集]

センテニアル・パーク
クージー・ビーチ
ニューサウスウェールズ大学

議会[編集]

ランドウィック市議会は、15人の議員で構成される、5つの選挙区から選出される[6] 。1つの選挙区の定員は5でそれぞれの選挙区から3人の議員が選出される。任期は4年。

市長は改選後最初の議会で、15人の議員から選出される。最新の選挙は2012年9月8日に実施された[7][8][9][10][11]オーストラリア自由党オーストラリア労働党がそれぞれ6議席を分け合い、オーストラリア緑の党が2議席、無所属1議席[7][8][10][9][11]。市長は、オーストラリア労働党のTony Bowen。

脚注[編集]

  1. ^ Australian Bureau of Statistics (2010年3月30日). “Regional Population Growth, Australia, 2008–09”. 2010年6月3日閲覧。
  2. ^ Randwick City Counciil. “About Randwick”. 2012年10月21日閲覧。
  3. ^ Kent, Paul (2009年8月29日). “Behind the bars at Long Bay, jail opened 100 years ago”. The Daily Telegraph (Australia). http://www.dailytelegraph.com.au/news/behind-the-bars-at-long-bay-jail-opened-100-years-ago/story-e6freuy9-1225767218508 2012年4月17日閲覧。 
  4. ^ Randwick City Counciil. “Historical overview of the Randwick area”. 2012年10月21日閲覧。
  5. ^ Randwick City Counciil. “History of the Randwick area”. 2012年10月21日閲覧。
  6. ^ Randwick City Council: Wards and Suburbs” (PDF). City of Randwick (2008年9月). 2012年9月19日閲覧。
  7. ^ a b Randwick City Council - Central Ward”. Local Government Elections 2012. Electoral Commission of New South Wales (2012年9月16日). 2012年9月19日閲覧。
  8. ^ a b Randwick City Council - East Ward”. Local Government Elections 2012. Electoral Commission of New South Wales (2012年9月16日). 2012年9月19日閲覧。
  9. ^ a b Randwick City Council - North Ward”. Local Government Elections 2012. Electoral Commission of New South Wales (2012年9月16日). 2012年9月19日閲覧。
  10. ^ a b Randwick City Council - South Ward”. Local Government Elections 2012. Electoral Commission of New South Wales (2012年9月16日). 2012年9月19日閲覧。
  11. ^ a b Randwick City Council - West Ward”. Local Government Elections 2012. Electoral Commission of New South Wales (2012年9月16日). 2012年9月19日閲覧。

外部リンク[編集]