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オーストラリア陸軍

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オーストラリア陸軍
Australian Army
創設 1901年3月1日
所属政体 オーストラリアの旗 オーストラリア
兵種/任務 陸軍
所在地 キャンベラ
愛称 AusArmy
標語 Serving the Nation
(国家のために奉仕する)
上級単位 オーストラリア国防軍
担当地域 オーストラリア
戦歴 オーストラリアフォロンティア戦争
第1次タラナキ戦争
第二次ボーア戦争
第一次世界大戦
ロシア内戦
第二次世界大戦
冷戦
朝鮮戦争
ベトナム戦争
湾岸戦争
対テロ戦争
イラク戦争
フィリピンにおける不朽の自由作戦
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陸軍旗に使われるオーストラリア国旗

オーストラリア陸軍(Australian Army)は、オーストラリア国防軍三軍のうちの一つであり、オーストラリアが保有する陸軍である。

編制

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2023年時点の編成
  • 統合参謀長
  • 陸軍本部
    • 第2旅団[1][2]
      • 第1衛生支援大隊
      • 第2衛生支援大隊
      • 第3衛生支援大隊
      • 第4衛生支援大隊
    • 第6旅団 (通信およびインテリジェンス・監視・偵察)
      • 第1通信グループ
      • 第1情報大隊
      • 第1憲兵大隊
      • 第2=30訓練グループ
      • 第6工兵支援連隊
      • 第7通信連隊(電子戦)
      • 第16防空連隊
      • 第19工兵部隊
      • 第20無人航空・標的連隊
      • ノースウェスト機動部隊(予備、長距離偵察)
      • ピルバラ連隊(予備、長距離偵察)
    • 第9旅団
      • サウスオーストラリア銃騎兵第3=9連隊
      • 第1機甲連隊
      • 王立オーストラリア連隊第7大隊(装輪機械化歩兵)
      • 王立サウスオーストラリア連隊第10=27大隊
      • 第16砲兵中隊
      • 第48砲兵中隊
      • 第9戦闘工兵連隊第3中隊
      • 第144通信中隊
      • 第9戦闘支援大隊
    • 第17戦闘支援旅団英語版
      • 第17通信連隊
      • 第2軍事支援大隊(予備)
      • 第9軍事支援大隊
      • 第10軍事支援大隊
      • 第39厚生支援大隊
      • 第1心理戦部隊
  • 第1師団
    • 王立オーストラリア連隊第2大隊(水陸両用歩兵)
    • 第1通信連隊
    • 地上戦準備センター
    • 第1旅団
      • 王立オーストラリア連隊第5大隊(機械化歩兵)
      • 第8=12砲兵連隊
      • 第1戦闘工兵連隊
      • 第1戦闘通信連隊
      • 第1戦闘支援大隊
    • 第3旅団
      • 第2騎兵連隊
      • 王立オーストラリア連隊第1大隊
      • 王立オーストラリア連隊第3大隊
      • 第4砲兵連隊
      • 第3戦闘工兵連隊
      • 第3戦闘通信連隊
      • 第3戦闘支援大隊
    • 第7旅団
      • 第2/14軽騎兵連隊
      • 王立オーストラリア連隊第6大隊(装輪機械化歩兵)
      • 王立オーストラリア連隊第8=9大隊(装輪機械化歩兵)
      • 第1砲兵連隊
      • 第2戦闘工兵連隊
      • 第139通信中隊
      • 第7戦闘支援大隊
  • 特殊作戦コマンド(SOCOMD)
    • 群司令部支援中隊
    • オーストラリアSAS連隊(SASR)
    • 第1コマンドー連隊(1CDO)
    • 第2コマンドー連隊(2CDO)
    • 緊急対処連隊(対NBC)
    • 特殊作戦工兵連隊(SOER)
    • 特殊作戦支援中隊
    • 国防特殊作戦訓練及び教育センター
      • オーストラリア国防軍特殊作戦学校
      • オーストラリア国防軍空挺学校
    • 軍司令部(予備役・後方支援部隊その他の指揮統制)
      • 軍団訓練旅団
      • 陸上訓練旅団
  • 第2師団英語版
    • 第8通信連隊(予備)
    • 第9砲兵連隊
    • 第4旅団(予備)
      • プリンス・オブ・ウェールズ連隊第4=19大隊(偵察)
      • 王立ヴィクトリア連隊第5/6大隊
      • 王立ヴィクトリア連隊第8/7大隊
      • 王立タスマニア連隊第12=40大隊
      • 第2=10砲兵連隊
      • 第4戦闘工兵連隊
      • 第108通信中隊
      • 第4戦闘支援大隊
    • 第5旅団英語版(予備)
      • 第1=15ロイヤル・ニューサウスウェールズ槍騎兵連隊
      • 王立ニューサウスウェールズ連隊第1=19大隊
      • 第12=16ハンター・リバー槍騎兵連隊
      • 王立ニューサウスウェールズ連隊第2=17大隊
      • 王立ニューサウスウェールズ連隊第41大隊
      • ブリティッシュ・ロイヤル・ニューサウスウェールズ連隊第4=3大隊
      • 第7砲兵連隊
      • 第8戦闘工兵連隊
      • 第155通信中隊
      • 第8戦闘支援大隊
      • 第23砲兵連隊
      • 第5戦闘工兵連隊
      • 第21建設連隊(予備)
      • 第142通信中隊
      • 第5戦闘支援大隊
    • 第8旅団英語版(訓練)
      • アデレード大学連隊
      • メルボルン大学連隊
      • クイーンズランド大学連隊
      • シドニー大学連隊
      • ニューサウスウェールズ大学連隊
      • 西オーストラリア大学連隊
    • 第11旅団英語版(予備)
      • 王立クイーンズランド連隊第9大隊
      • 王立クイーンズランド連隊第25=49大隊
      • 王立クイーンズランド連隊第31=42大隊
      • 第11戦闘工兵連隊第35中隊
      • 第141通信中隊
      • 第11戦闘支援大隊
    • 第13旅団英語版(予備)
      • 第10軽騎兵連隊A中隊
      • 王立ウェスタンオーストラリア連隊第11=28大隊
      • 王立ウェスタンオーストラリア連隊第16大隊
      • 第3砲兵連隊第7中隊
      • 第13戦闘工兵連隊第13中隊
      • 第13戦闘支援大隊
      • ファーノース・クイーンズランド連隊第51大隊(予備、長距離偵察)
  • 陸軍航空本部英語版

兵員数

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2019年現在、陸軍には29,511人の兵士と18,738人の予備役が所属している。

装備

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車両

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M1戦車
2021年に導入が決定し、2024年に引き渡し開始予定。既存のM1A1と置き換える。[3]

装輪車

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52億豪ドル(35億3000万米ドル)で調達され、初号車は2019年9月24日に引き渡された[4]。2026年までに納入され、既存のASLAVと置き換え予定。[5]
2021年6月現在260台を調達済み。

装軌車

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多用途車

火器

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小火器

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ステアーAUG
EF88小銃

火砲

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ウクライナに6門提供済。[9]

誘導弾

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地雷

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航空機

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回転翼機

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MRH-90
既存のティーガーを代替する予定。2025年から納入予定。[13]

固定翼機

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脚注

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  1. ^ Army News 2023, p. 9.
  2. ^ Chief of Army Lt Gen Richard Burr. “Chief of Army Order of the Day - the raising of the 1st, 2nd 3rd and 4th Health Battalions”. Australian Army. 2 April 2023閲覧。
  3. ^ Australia – Heavy Armored Combat Systems | Defense Security Cooperation Agency”. www.dsca.mil. 2023年1月29日閲覧。
  4. ^ a b Julian Kerr (2019年9月24日). “Australia takes delivery of its first Boxer armoured vehicle”. janes.com. 2024年10月20日閲覧。
  5. ^ Land Combat Vehicle System : Equipping Defence : Department of Defence”. web.archive.org (2020年2月28日). 2023年1月29日閲覧。
  6. ^ a b Janes | Latest defence and security news” (英語). Janes.com. 2023年1月29日閲覧。
  7. ^ "ADF signs up for next generation of weapons". Defence News (Press release). Department of Defence. 30 September 2022. 2022年10月5日閲覧
  8. ^ Making the M777 more lethal - Australian Defence Magazine” (英語). www.australiandefence.com.au. 2023年1月29日閲覧。
  9. ^ Australia approves the sending of six M777 155mm towed howitzers to Ukraine | Defense News April 2022 Global Security army industry | Defense Security global news industry army year 2022 | Archive News year”. www.armyrecognition.com. 2023年1月29日閲覧。
  10. ^ “Spectacular delivery of extra Chinooks, as ADF's newest helicopters remain grounded” (英語). ABC News. (2021年7月7日). https://www.abc.net.au/news/2021-07-08/chinook-fleet-boost-adf-ahead-of-war-games/100276144 2023年1月29日閲覧。 
  11. ^ AUSTRALIAN GOVERNMENT ORDERS 12 NH90 HELICOPTERS - NHIndustries”. www.nhindustries.com. 2023年1月29日閲覧。
  12. ^ Andrew McLaughlin (2021年1月14日). “Apache confirmed as Tiger ARH replacement” (英語). ADBR. 2023年1月29日閲覧。
  13. ^ Australia to acquire more Romeos and Apaches - Australian Defence Magazine” (英語). www.australiandefence.com.au. 2023年1月29日閲覧。

外部リンク

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