シシトウガラシ

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焼いた獅子唐

シシトウガラシ(獅子唐辛子)はナス科トウガラシの甘味種。また、その果実のこと。シシトウと呼ばれることも多い。植物学的にはピーマンと同種[1][2][3]。中南米原産、ヨーロッパ人のアメリカ大陸発見後、南米からヨーロッパに入り、その後世界に広がる[4]

特徴[編集]

肉薄で小型の未熟果物。成熟するとくなるが普段食べるのは熟する前に収穫されたもの。先端が獅子の頭に似ていることから獅子唐辛子と呼ばれるようになった。

ビタミンCなどを多く含み、栄養価が高いため夏バテに効く、とされる。

焼く煮る揚げる、さまざまな調理法で食べることが出来るが、そのまま加熱調理すると中の空気が膨張して破裂する恐れがあるので、小さなを何箇所か開けてから調理することが多い。

高温性の野菜のため暑さには強いが寒さに弱いため、日本では冬季には温暖な地でのハウス・加温栽培でないと栽培は難しい[4]

辛み
栽培時の土壌の乾燥、高温・乾燥条件。そして、このような条件下で発生しやすくなる単為結果が原因とされる[5]。栽培中に水分ストレスがかかると辛くなる。
28℃恒温条件下で栽培された場合、辛味が強くなり、その種子数が少ないと報告されている事から種子の少ない果実と辛みの関係性が指摘されている。種子の少ないもの全てが辛くなる訳ではないが、辛い果実は概ね種子数が少ないという調査結果も報告されている[5]
他のトウガラシ品種との交雑によって辛くなると言われることもあるが、この説には裏付けが無く、またトウガラシの辛味成分を作る遺伝情報は劣性遺伝であるため、主要因になることは考えにくい。
10個の中に1個ほど辛いものが混ざっていることがあり、「食べるロシアンルーレット」等と言われるが、単為結果による辛みについては、通常のものに比べての数が少ないので、果実を触るなどして調べるとある程度判断することができる。品種改良により、辛い商品が市場に出ることはほとんど無い[6]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 広辞苑第5版
  2. ^ 『旬の食材 春・夏の野菜』講談社 ISBN 4-06-270135-9
  3. ^ 『四季日本の料理 夏』講談社 ISBN 4-06267452-1
  4. ^ a b 川城英夫『新野菜つくりの実際 果菜Ⅰ』農文協、2001年発行、pp145-146
  5. ^ a b 日本特産農作物種苗協会 第20号.p19
  6. ^ 探偵!ナイトスクープ(2012年6月8日)にて青果会社の社員の発言より