ザ・マーシャル・マザーズ・LP
『ザ・マーシャル・マザーズ・LP』(The Marshall Mathers LP)は、アメリカ出身の白人ラッパー・エミネムのセカンド・アルバムである。発売後1週間で179万枚を売り上げ、ソロシンガーのアルバムでは世界最多記録としてギネスブックに認定されている。
『ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500』に於いて、244位にランクイン[1]。
解説[編集]
収録曲「スタン(Stan)」は、グウィネス・パルトロー主演映画『スライディング・ドア』の主題歌にもなった、ダイドの「Thank You」を大胆にサンプリングし、狂気に満ちたファンの心情を歌詞に綴った。プロモーションビデオではダイドとの共演も果たした、最も有名な曲といえる。
「キム(Kim)」についてエミネムは、インタビューなどで元妻キンバリー・マザーズ(Kimberly Mathers)へのラブソングと発言しているが、イントロの娘(Hailey)への愛のささやきを除いて全編において怒りや侮辱の歌詞になっている。またキムはプロモーションビデオ(PV)が存在するがTVはもちろんYouTubeの規制対象になっており一部過激な表現[2]に無音やモザイク加工されている。2018年にYouTubeで公開されたオフィシャル2019バージョンも過激な表現が出ないようにされている。
収録曲[編集]
- Public Service Announcement 2000
- Kill You
- Stan(feat.Dido)
- Paul skit
- Who Knew
- Steve Berman
- The Way I Am
- The Real Slim Shady
- Remember Me?(feat.RBX and Sticky Fingaz)
- I'm Back
- Marshall Mathers
- Ken Kaniff skit
- Drug Ballad
- Amityville(feat.Bizarre from D-12)
- Bitch Please II(feat.Dr. Dre, Snoop Dogg, Xzibit and Nate Dogg)
- Kim
- Under The Influence(feat.D-12)
- Criminal
脚注[編集]
- ^ 500 Greatest Albums of All Time: Eminem, 'The Marshall Mathers LP' | Rolling Stone
- ^ 絞殺するシーンやトラックに向けてファックサインをする等。