ウラベニホテイシメジ

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ウラベニホテイシメジ
分類
: 菌界 Fungi
: 担子菌門 Basidiomycota
亜門 : 菌蕈亜門 Hymenomycotina
: 真正担子菌綱 Homobasidiomycetes
: ハラタケ目 Agaricineae
: イッポンシメジ科 Entolomataceae
: イッポンシメジ属 Entoloma
: ウラベニホテイシメジ sarcopum
学名
Entoloma sarcopum Nagasawa & Hongo. (1999)
和名
ウラベニホテイシメジ

ウラベニホテイシメジ(裏紅布袋占地、学名Entoloma sarcopum)は、ハラタケ目イッポンシメジ科イッポンシメジ属のキノコ。山にキノコ狩りに行って目にすることも多い。

学名について[編集]

旧学名はRhodophyllus crassipes (Imaz.et Toki) Imaz.et Hongo であったが、1924年セイロン島で発見された別のキノコに付けられた学名であったことが1999年になって判明し(=同名)、すでに変更されていた属名を付けると共に種小名が新しく付けられた[1][2]

ちなみに、本来の E. crassipesトーマス・ペッチにより新種記載されたが[3]、現在はムラサキシメジ属に編入され、Lepista hyalodes (Berk. & Broome) Pegler 1986 [4]の学名が与えられている。

特徴[編集]

コナラを中心とした広葉樹林によく生える[1]。傘は径7~12cm、先の丸い円錐形から中高の平らに開く。表面は平滑で灰褐色に薄く覆われ、のち細かいかすり模様となり、指で押したような丸い模様が出る(これは本種のみの特徴)。ひだはやや疎、汚白色のち肉色となる。柄の長さは10~18cm、白色、中実。

食用である。柄が長く、大型になるためキノコ狩りの対象として人気がある。歯切れが良いが味はほろ苦く、多少粉臭が気になる場合があるので、さっとゆでこぼして料理されることもある。

類似種との判別[編集]

似た仲間に有毒のイッポンシメジクサウラベニタケがあり誤食が多いことや、東北地方関東地方など本菌のことを「イッポンシメジ」と呼ぶ地方があることなどから、新聞などでも有毒と誤って掲載されたこともあるが、全くの食用菌である。これらのキノコは傘の表面に光沢があるのに対し、本菌には傘の表面に白い粉のようなものがあって光沢がなく、丸い模様が出ることで同定できるが、キノコの状態によっては誤認することがあるので注意が必要。正確に同定するには、グアヤクチンキ(グアヤク樹脂エチルアルコール溶液)及び硫酸バニリンとの反応を見るのがよい。ウラベニホテイシメジの場合、前者とは反応せず、後者に反応して赤紫色に変色する(クサウラベニタケは前者と反応して緑色に変色し、後者とは反応しない)[5]。本種とクサウラベニタケは互いに混じりあって発生することもあり、毒キノコの識別に慣れた専門家でさえ間違って採取し、中毒を起こすこともあるという。

脚注[編集]

  1. ^ 長沢栄史・本郷次雄(1999年12月15日)、『ウラベニホテイシメジについての新学名の提案』、日本きのこセンター菌じん研究所研究報告 37:1-6
  2. ^ 長沢栄史著「増補改訂版 日本の毒きのこ」(学習研究社2009年 ISBN 4054042635)P.142
  3. ^ Entoloma crassipes - Mycobank
  4. ^ A PRELIMINARY SURVEY OF MACROMYCETES IN BURMA (Australasian Mycologist 26 (1) 2007)
  5. ^ 野生キノコの鑑別方法→3.理化学的鑑別―1.グアヤクチンキ・硫酸バニリン法

外部リンク[編集]