コンテンツにスキップ

ハラタケ目

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ハラタケ目
生息年代: 後期アプチアン現世, 113–0 Ma[1]
分類
: 菌界 Fungi
亜界 : ディカリア亜界 Dikarya
: 担子菌門 Basidiomycota
亜門 : 菌蕈亜門 Agaricomycotina
: 真正担子菌綱 Agaricomycetes
: ハラタケ目 Agaricales
学名
Agaricales Underw., 1899
  • 本文参照
スジチャダイゴケ英語版
Clavulinopsis corallinorosacea
ムラサキホウキタケ

ハラタケ目(ハラタケもく、Agaricales)は、キノコ分類子実体は、からなり、イグチ科はしっかりしているが、それ以外は柔らかく壊れやすい。虫に食べられていることも多い。傘の裏にはひだ、もしくは管孔があり、そこから胞子を飛ばす。ひだや管孔は幼菌では白いものが多いが、胞子が成熟すると色が変わるものも多い。胞子の色は科を調べる重要な手がかりになる。マツタケシイタケ等、食用になるものも多いが、毒キノコの大半がハラタケ目に属している。

種類

[編集]

一般的な分類

[編集]

塩基配列等による分類

[編集]

この分類ではオウギタケ科とイグチ科がイグチ目になるが、イグチ目とハラタケ目はかなり似ていることが分かっている。一方、ベニタケ科はベニタケ目だが、ベニタケ目とハラタケ目はかなり遠いことが分かっている。

その他、ロルフ・シンガーはハラタケ目の下にハラタケ亜目イグチ亜目ベニタケ亜目を置くなど様々な分類が存在する。

以下の分類は、Vizzini et al. (2024) による[2]

  • 亜目 Typhulineae
    • 科 Typhulaceae

分類

[編集]

日本の多くの本では、菌界Fungi真菌門Eumycota担子菌亜門Basidiomycotina真正担子菌綱Eubasidiomycetes帽菌亜綱Hymenomycetidae)に分類されている。これは古い分類である。

脚注

[編集]
  1. Heads, Sam W.; Miller, Andrew N.; Crane, J. Leland; Thomas, M. Jared; Ruffatto, Danielle M.; Methven, Andrew S.; Raudabaugh, Daniel B.; Wang, Yinan (2017). “The oldest fossil mushroom”. PLOS ONE 12 (6). Bibcode: 2017PLoSO..1278327H. doi:10.1371/journal.pone.0178327. PMC 5462346. PMID 28591180.
  2. Vizzini, A.; Alvarado, P.; Consiglio, G.; Marchetti, M.; Xu, J. (2024). “Family matters inside the order Agaricales: systematic reorganization and classification of incertae sedis clitocyboid, pleurotoid and tricholomatoid taxa based on an updated 6-gene phylogeny”. Studies in Mycology 107 (1): 67–148. doi:10.3114/sim.2024.107.02.

参考文献

[編集]
  • 池田良幸『北陸のきのこ図鑑』ISBN 4893790927
  • 長沢栄史『日本の毒きのこ』ISBN 4054018823
  • 杉山純多『菌類・細菌・ウイルスの多様性と系統』ISBN 4785358270
  • 大作晃一・吹春俊光・吹春公子『おいしいきのこ毒きのこハンディ図鑑』主婦の友社、2016年 ISBN 9784074168415
  • 北沢弘美・牧野純子・真藤憲政・今村敬・稲葉義智・糟谷大河・鵜沢美穂子「ミュージアムパーク茨城県自然博物館構内における大型菌類リスト・補遺」『茨城県自然博物館研究報告』(26): 63–86(2023)

関連項目

[編集]