イルカショー

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島根県立しまね海洋館におけるシロイルカのバブルリングパフォーマンス
バンドウイルカのショー(城崎マリンワールド

イルカショーとは、主に水族館動物園で行われるイルカのショー形式展示法のこと。

イルカショーは特に水族館において人気が高く、イルカショーを目玉とするところもある。一般には観客席に囲まれたプールでトレーナーが手で合図を出し、イルカが様々な得意技を披露する。現在ではイルカショーという呼び名を用いずにイルカパフォーマンスなどの呼び名を使う施設も多く、その多彩なアクション(演技)をもってイルカの高い知能や運動能力を説明する、科学的な啓蒙を伴う場合もある。

一方で、監禁飼育でストレスが大きいという指摘がある。[1]

演技[編集]

イルカショーにおける代表的な得意技にジャンプがあり、水中で速度をつけて水面から飛び上がり、ハイジャンプ、ハードルジャンプ、バックスピン、スピンジャンプ、テールキック、ランディングなどを披露する。また飛び上がって空中にぶら下げたボールを嘴でつついたり、尾で叩いたりといったレパートリーもある。

トレーナーを背に乗せて水中を泳いでみせるのもよく見かけるパフォーマンスである。2頭のイルカに片足ずつ乗せる場合もある。水中からプールサイドに乗り上がってみせることもある。その他、小技としては口で旗をくわえて振るとか、胸びれや尾ひれを水面から出して振ってみせる、等もあり、これらは最後の挨拶によく使われる。イルカのアクションを楽しむ以外に、プールサイドから手を伸ばしてイルカに触れるサービス(イルカタッチ)を行っているところもある。

イルカは頭が良く、アクションもそれに大きく支えられており、前述のようにショーの中でイルカの知能を解説する場合もある。また、好奇心が旺盛で、訓練(トレーニング)の際にも餌と笛で馴致(じゅんち)し、基本的にイルカ自身が楽しんでパフォーマンスを行なう様にしており、イルカがやる気を失うと稀にショーを放棄する事もある[要出典]。その反面、ある個体の身につけた演技を同じチームの他の個体が奪ってやって見せた例もある[要出典]

水族館におけるショー[編集]

イルカを飼育している水族館は、多くがイルカショーを行う。マイルカ科のシャチやオキゴンドウなどのクジラを飼っているところでは同様のアクションをさせ、イルカショーの中のプログラムとしたり、独立した別のショーと行なう場合もある。水族館によっては他にアシカなどの海洋性哺乳類やペンギンなどのショーを見せるところもある。なお、アシカショーも同じ舞台で行う例もあるが、どちらかといえば陸上でのショーが多いため、イルカショーの次の準備の間のプログラムに組み込まれて行われる事もある[要出典]

ショー演出[編集]

基本的にはイルカのトレーナーが行う。イルカショーに対して特に力を入れている施設はイルカショーの演出に演出家を起用する施設もある。また、みさき公園(大阪府岬町)では日本で唯一イルカショーに特化した演出家:吉田将義によるショーが日本で初めて実施されている[2][3]

主にアクションを披露する種[編集]

マイルカ科

イッカク科

問題[編集]

監禁飼育でストレスが大きいという指摘がある。[1]動物調教師のリチャード・オバリー氏は、狭い囲いに監禁するのは視覚に頼る生き物を鏡に囲まれた空間で生活させるようなもので気が狂ってしまうと指摘している。[4]

脚注[編集]

  1. ^ a b ゲイリー・L・フランシオン. 動物の権利入門. 緑風出版. p. 84. 
  2. ^ 日本展示学会第32回研究大会開催プログラム”. 日本展示学会. 2013年10月3日閲覧。
  3. ^ エンターテインメントクラブ”. 大阪市. 2013年10月3日閲覧。
  4. ^ ゲイリー・L・フランシオン. 動物の権利入門. 緑風出版. p. 85. 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]