アフターダーク (ドラァグ・クイーン)

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アフターダーク
旧メンバーのロジャー・ヨンソンの肖像写真(左下)と、クリステル・リンダル(右)
(2015年)
基本情報
出身地  スウェーデン
ジャンル ポップス
活動期間 1976年2018年
レーベル Lionheart Records
公式サイト www.afterdark.se/
メンバー クリステル・リンダル(リーダー)
ラーズ・オーケ・ヴィルヘルムソン (Babsan)
ニルス=アルバート・エリクソン
ニクラス・アールグレン
コニー・ベックストローム
ケル=エリック・エドストローム
クリスチャン・ラーソン
ジョン・リュングレン
ニクラス・スンドフェル
トミー・セーデルストローム
旧メンバー ロジャー・ヨンソン († 1984年)
ラッセ・フリンクマン († 2016年)

アフターダーク(After Dark)は、スウェーデンドラァグクイーンデュオ

メンバー[編集]

来歴[編集]

1976年ロジャー・ヨンソンスウェーデン語版(Roger Jönsson)と共にストックホルムで「アフターダーク・クラブ」という名のナイトクラブを開店、同時にアフターダークとしてのグループを結成。以降、彼らはスウェーデンのLGBT文化においてメジャーとなった。デュオはスウェーデン国外でも成功をおさめ、これまでにバルセロナマドリードサンフランシスコでもライブを行っている[1]

After Dark結成直後のクリステル・リンダル1976年

2004年、毎年行われるスウェーデンの音楽祭「メロディーフェスティバーレン」に出場した。これは欧州放送連合に加盟するヨーロッパ各国の代表が参加する音楽コンテスト、ユーロビジョン・ソング・コンテストのスウェーデン代表者を決定する予選大会でもある。当時のアフターダークの楽曲「ラ・ドルチェ・ヴィタスウェーデン語版(La dolce vita)」は最終夜まで勝ち残り、最終で3位という結果を残した。このシングル曲はスウェーデンのラジオでヒットとなり、スウェーデン国内の託児所でもよく流されていたという[2]。同年秋に、彼らはストックホルムのグローナルンド遊園地において、同名のドラァグ・ショーを設立している。

2007年2月14日には、イェーブレ英語版(Gävle)で行われたメロディーフェスティバーレン2007・セミファイナルのセミファイナル・4で、「(Åh) När ni tar saken i egna händer((オー)・ナー・ニ・トー・ショーケン・イ・イグナ・ヘンデー、大意は「あなた自身の手でそれを手に入れたとき」、英語:(Oh) When You Take It Into Your Own Hands)」を歌った。この大会ではラウンド1とラウンド2の2回電話投票が行われ、彼らはラウンド1の投票後に5位の位置へついたが、ラウンド2の投票でも5位に終わり、決勝戦となるファイナルへ勝ち進むことはできなかった。この際、クリステルの以前のパートナーであったラッセは出演していない。

女装したリンダル(右)。2012年ストックホルム・フェスティバルにて。

ディスコグラフィ[編集]

シングル[編集]

発売 タイトル SWE最高順位
1st 2004年3月 ラ・ドルチェ・ヴィタスウェーデン語版(La dolce vita) 8位 GLF:ゴールド
2nd 2004年 デット・エー・ド・ヤグ・エルスカー・ディグスウェーデン語版(Det är då jag älskar dig) 38位
3rd 2006年 コム・ウット(Kom ut) 4位
4th 2007年2月28日 (オー)・ナー・ニ・トー・ショーケン・イ・イグナ・ヘンデー((Åh) När ni tar saken i egna händer) 15位
5th 2014年 レッツ・ゴー・パーティー・アフターダーク(Let's Go Party After Dark)
6th 2016年2月20日 コム・ウット・サム・エン・ファーナ英語版(Kom ut som en stjärna) 86位

スタジオアルバム[編集]

発売 タイトル
1st 2004年10月20日 ラ・ドルチェ・ヴィタスウェーデン語版(La dolce vita)
2nd 2013年 レッツ・ゴー・パーティー(Let's go party)

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]