アイ・ウォナ・ビー・ラヴド・バイ・ユー

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アイ・ウォナ・ビー・ラヴド・バイ・ユー」(I Wanna Be Loved by You)は、ハーバート・ストサート英語版ハリー・ルビー英語版の作曲、バート・カルマー英語版の作詞によって、1928年ミュージカルGood Boy』のために書かれた曲[1]。日本語では表記に揺れがあり、「アイ・ワナ・ビー・ラブド・バイ・ユー[2]」、「アイ・ウォナ・ビー・ラブド・バイ・ユー[3]」、「アイ・ワナ・ビー・ラヴド・バイ・ユー[4]」といった表記や、後述のようにマリリン・モンローがこの曲を歌った映画の日本語題から「お熱いのがお好き」を曲名としてあつかう例も見られる[5]

歌唱と普及[編集]

最初にこの曲を歌ったのは、1928年ヘレン・ケインで、彼女はその赤ん坊のような喋り方や、歌詞のおまけに付けられたスキャットの歌い方から、「ブブッパドゥ・ガール (Boop-Boop-a-Doop Girl)」として知られるようになった。このケインの吹き込みは、彼女の人気が絶頂を迎えようとしていたときであり、この曲は彼女の代表曲英語版となった。2年後、ケインをモデルに、ベティ・ブープ(ベティさん)がカートゥーンキャラクターとして創作された[6]

後年、ベティ・ブープは、1980年のアニメーション映画『The Romance of Betty Boop』で、この曲を歌った。

1950年、この曲は、カルマーとルビーの伝記映画『土曜は貴方に (Three Little Words)』で取り上げられ、デビー・レイノルズカールトン・カーペンター (Carleton Carpenter) が、それぞれヘレン・ケインとヴォードヴィル芸人テッド・ヒーリー英語版に扮して、この曲を歌った。このときの歌声は、レイノルズではなく、ヘレン・ケイン本人が代わって入れている。

この曲は、マリリン・モンローの最も有名な歌唱のひとつであり、ビリー・ワイルダー監督作品の古典的喜劇映画『お熱いのがお好き (Some Like It Hot)』にとりあげられた。

この曲は、アメリカレコード協会 (RIAA) が、1300人に質問を送り、200人がこれに応じた調査「20世紀の歌」において、選択肢のひとつに採用された。

この曲は、ヴォーン・デ・リース英語版アネット・ハンショー英語版ジャック・レモンフランク・シナトラ、ミス・ミラーとザ・チペッツ英語版 (Miss Miller and The Chipettes)、ロンダ・タウンズ (Rhonda Towns)、ローズ・マーフィー英語版ティナ・ルイーズヴェールカ・セルヂューチュカパトリシア・カースシネイド・オコナー椎名林檎[7]、ポール・マンチン (Paul Manchin)、クレア・ジョンストン英語版、ロレーン・アラン (Lorraine Allan)(旧名、ロレーン・グレイ Lorraine Gray)など多数によって吹き込まれてきた。

女優のルー・マクラナハン英語版は、人気シットコム番組『The Golden Girls』で、ブランシェ・デヴロー英語版役を演じ、この曲をユーモラスに歌った。俳優ロバート・リード英語版と女優フローレンス・ヘンダーソンは、1973年に放送された、『ゆかいなブレディー家』のエピソード「Never Too Young」で、この曲を一緒に歌った。

出典・脚注[編集]

  1. ^ Maida, Michael. I Wanna Be Loved By You. The Spirit of Sinatra. Updated December 8, 2006. Accessed January 23, 2007.
  2. ^ 表記例:石野真子のアルバム『MAKOライブI』(石野真子 オリジナル・アルバム・コレクション 30th Anniversary Special BOX 参照)
  3. ^ 表記例:桜田淳子のアルバム『桜田淳子BOX スーパー・ライブ・コレクション』
  4. ^ 表記例:PIZZICATO ONE(小西康陽)のアルバム『11のとても悲しい歌』
  5. ^ 表記例:かとうれいこのアルバム『お熱いのがお好き』
  6. ^ Blier, Steven. Program Notes. The New York Festival of Song. 1998. (Parag. 12 of 31.) Accessed January 23, 2007.
  7. ^ 唄ひ手冥利〜其ノ壱〜』に「i wanna be loved by you」として収録。

外部リンク[編集]