なるしお (潜水艦・初代)

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なるしお
基本情報
建造所 三菱重工業神戸造船所
運用者  海上自衛隊
艦種 通常動力型潜水艦
級名 うずしお型
艦歴
計画 昭和45年度計画
発注 1970年
起工 1971年5月8日
進水 1972年11月22日
就役 1973年9月28日
1990年6月8日(特務潜水艦に種別変更)
除籍 1993年3月17日
要目
排水量 基準 1,850t
満載 2,400t
全長 72.0m
最大幅 9.9m
深さ 10.1m
吃水 7.5m
機関 ディーゼル・エレクトリック方式
川崎/MAN V8V 24/30mAMALディーゼルエンジン × 2基
SG-4B発電機 × 2基
SM-4B電動機 × 1基
SCD-49W蓄電池 × 480個
出力 水上 3,400PS
水中 7,200PS
推進器 5翼スクリュープロペラ × 1軸
速力 水上 12kt
水中 20kt
燃料 370t
航続距離 巡航15ktで5,500海里
潜航深度 350m程度
乗員 80名
兵装 HU-602 533mm魚雷発射管 × 6門
レーダー ZPS-4(水上)
ソナー ZQQ-2(統合ソナー)
探索装置・
その他装置
13m1型潜望鏡
電子戦
対抗手段
ZLA-5 ECM
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なるしおローマ字JS Narushio, SS-569ATSS-8002)は、海上自衛隊潜水艦うずしお型潜水艦の4番艦。艦名は渦潮の別名である鳴潮から由来する。

艦歴[編集]

「なるしお」は、第3次防衛力整備計画に基づく昭和45年度計画潜水艦8084号艦として、三菱重工業神戸造船所で1971年5月8日に起工され、1972年11月22日に進水、1973年9月28日に就役し、同日付けで第1潜水隊群隷下に新編された第5潜水隊に「いそしお」とともに編入された。

1974年11月9日に発生した第十雄洋丸事件に際し、消火困難に陥った第十雄洋丸を海没処分すべく災害派遣として出動した。本艦は11月28日午後、処分海域に到着ののち魚雷攻撃を実施、Mk37魚雷4発を発射したが機械故障や調整の不具合、弾頭の威力不足が重なって「撃沈処分」は失敗した[1]

1976年7月24日から10月15日までの間、ハワイ派遣訓練に参加。

1980年1月28日から4月24日までの間、ハワイ派遣訓練に参加。

1982年3月25日午後12時47分頃、呉帰投中に操艦ミスにより関門海峡東口の部埼灯台の北北西約3キロの浅瀬に座礁。午後6時過ぎ、上げ潮により自力で離礁した[2]

1990年6月8日、特務潜水艦に種別変更され、艦籍番号がATSS-8002に変更、第1潜水隊群直轄艦となる。

1993年3月17日、除籍。

脚注[編集]

  1. ^ 兵頭『日本の防衛力再考』P70~P71
  2. ^ 「海上自衛隊ニュース」『世界の艦船』第308号、海人社、1982年6月、 144頁。

参考文献[編集]

  • 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』(並木書房、2002年)
  • 世界の艦船 増刊第66集 海上自衛隊全艦艇史』(海人社、2004年)
  • 『世界の艦船 増刊第665集 海上自衛隊潜水艦史』(海人社、2006年)
  • 兵頭二十八『日本の防衛力再考』(銀河出版、1995年)