つくば国際会議場

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つくば国際会議場
Tsukuba International Congress Center
つくば国際会議場(2003年3月撮影)
つくば国際会議場の位置(茨城県内)
つくば国際会議場
情報
用途 国際会議場
設計者 坂倉建築研究所[1]・茨城県土木部営繕課[2]
施工 鴻池・泉屋・西松フジタ・山本JV[2]
事業主体 茨城県[3]
管理運営 指定管理者:つくばコングレスセンター
構造形式 RC造SRC造、一部S造[2]
敷地面積 16,666.00 m² [2]
建築面積 9,019.89 m² [2]
延床面積 22,994.00 m² [2]
階数 地上4階地下1階[2]
高さ 24.12 m[2]
開館開所 1999年平成11年)6月1日
所在地 305-0063
つくば市竹園二丁目20番地3
座標 北緯36度4分33.7秒 東経140度7分1.3秒 / 北緯36.076028度 東経140.117028度 / 36.076028; 140.117028 (つくば国際会議場
Tsukuba International Congress Center
)
座標: 北緯36度4分33.7秒 東経140度7分1.3秒 / 北緯36.076028度 東経140.117028度 / 36.076028; 140.117028 (つくば国際会議場
Tsukuba International Congress Center
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つくば国際会議場(つくばこくさいかいぎじょう)は、日本茨城県つくば市竹園二丁目20番地3にある国際会議場である。2007年・2008年における国際会議開催件数は日本第4位(会議専用施設では日本第2位)[4]。愛称はEPOCHAL TSUKUBA(エポカルつくば)。館長は江崎玲於奈

概要[編集]

1999年平成11年)6月に、つくば市中心部(筑波研究学園都市研究学園地区)に開館した国際会議場である。年間50件を超える国際会議や、会議・研修・採用活動・イベント等に利用されている[5]。また、指定管理者制度により、つくばコングレスセンター(財団法人茨城県科学技術振興財団、株式会社JTB法人東京、株式会社クレフ、株式会社セノン、高橋興業株式会社、株式会社つくばエッサ、テスコ株式会社の共同企業体)が管理・運営を行っている。

ペデストリアンデッキ(つくば公園通り)の緑との同化を志向したガラスを多用した建築物となっている[6]

茨城県は2021年12月から新たに施設命名権の募集を行う施設を発表し、つくば国際会議場大ホールも施設命名権の募集の対象となった[7]

施設[編集]

最大1,258名収容の大ホール、300名・200名収容の中ホール、多目的ホール、大会議室、中会議室、小会議室、特別会議室、屋上庭園、レストラン(エスポワール)から構成される。また、大ホール、中ホール、会議室を映像で結ぶことにより、2,500名規模の会議を行うこともできる。大ホールには400インチのプロジェクターが設置されているほか、6言語同時通訳、衛星対応テレビ会議システムが整っている。

  • ホール
    • 大ホール
      • 客席:1258席(2階分)
      • 面積:1465m2
    • 多目的ホール
      • 客席:528席
      • 面積:627m2
    • 中ホール200
      • 客席:200席
      • 面積:415m2
    • 中ホール300
      • 客席:300席
      • 面積:460m2
  • 会議室
    • 大会議室
      • 大会議室101・102
    • 中会議室
      • 201(A/B)・202(A/B)・406
    • 小会議室
      • 301・303・304
      • 401・402・403・404・405(A/B)・407(A/B)
    • 特別会議室
      • 302

イベント[編集]

2006年(平成18年)は自主事業を行っていない。毎年1月終わりもしくは2月初め頃に、つくばサイエンスアカデミーが主催する「つくばテクノロジーショーケース」が開催される。つくば市内に所在する研究機関(筑波大学産業技術総合研究所高エネルギー加速器研究機構物質・材料研究機構食品総合研究所国立環境研究所防災科学技術研究所宇宙航空研究開発機構など)が開発したサイエンス、テクノロジーの展示を行う。また、「つくばフィルム・コミッション」の支援により、映画テレビドラマ撮影が頻繁に行われている。2010年(平成22年)8月10日には、研究機関の集積するつくば市の特性を活かし、研究所を見学し、つくば国際会議場で資料まとめとプレゼンテーションを行うというイベントや、つくばサイエンスキャスティングワークショップが開催された。

運営[編集]

つくば国際会議場は「つくばコングレスセンター」が運営している。指定管理者の7団体のコンソーシアムで組織されており、構成員は次の通りである。

アクセス[編集]

つくば駅徒歩圏にあり、列車と徒歩を組み合わせて東京都心から最速1時間以内で到達できる。つくば駅からはバスも毎時2本運行されている。

周辺各地からはひたち野うしく駅、荒川沖駅、土浦駅などからバスでアクセス可能。

また、高速バスにより羽田空港、成田空港からもアクセスしやすい。

東京方面から[編集]

鉄道[編集]

高速バス[編集]

周辺各地から[編集]

  • ひたち野うしく駅
    • 関東鉄道・JRバス関東 [31A][32A]など つくばセンター方面行きで約30分、「東新井南」停留所下車、徒歩約7分。
  • 土浦駅
    • 西口3番のりばより[11D] つくばセンター行きで約20分、「つくば国際会議場」停留所下車。
    • [10]、[11]、[11B]、[19B] 「つくばセンター」停留所下車、徒歩7分。
  • 荒川沖駅石下駅下妻駅
    • 「つくばセンター」停留所下車、徒歩7分。

周辺施設[編集]

脚注[編集]

  1. ^ NPO法人つくば建築研究会(2005):52ページ
  2. ^ a b c d e f g h NPO法人つくば建築研究会(2005):57ページ
  3. ^ つくば国際会議場の設置及び管理に関する条例 Archived 2004年12月23日, at the Wayback Machine.
  4. ^ JNTOの国際会議統計による
  5. ^ HOME”. つくば国際会議場. 2010年2月14日閲覧。
  6. ^ NPO法人つくば建築研究会(2005):53ページ
  7. ^ 競輪場、鵜の岬に命名権 茨城県有43施設、対象拡大”. 茨城新聞 (2021年12月3日). 2021年12月5日閲覧。

参考文献[編集]

  • NPO法人つくば建築研究会『TSUKUBA ARCHITECTURE PHOTO FILE つくば建築フォトファイル』NPO法人つくば建築研究会、2005年12月20日、364pp. ISBN 4-9902731-0-9

関連項目[編集]

外部リンク[編集]