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さらば友よ (映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
さらば友よ
Adieu l'ami
監督 ジャン・エルマン
脚本 ジャン・エルマン
セバスチアン・ジャプリゾ
製作 セルジュ・シルベルマン
出演者 アラン・ドロン
チャールズ・ブロンソン
音楽 フランソワ・ド・ルーベ
撮影 ジャン・ジャック・タルベ
編集 エレーヌ・プレミアニコフ
配給 日本ヘラルド映画
公開 フランスの旗 1968年8月14日
日本の旗 1968年10月20日
上映時間 115分
製作国 フランスの旗 フランス
イタリアの旗 イタリア
言語 フランス語
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さらば友よ』(さらばともよ、Adieu l'ami)は、1968年に公開されたフランス・イタリア共同製作のサスペンス映画である。

ジャン・エルマン監督の作品で、出演はアラン・ドロンチャールズ・ブロンソンなど。フランスの小説家セバスチアン・ジャプリゾの同名小説を原作とし[1]、本作の脚本もジャプリゾが担当している。

戦地から帰った二人の男が一緒に金庫破りをすることになり、そこに友情が生まれる。

ストーリー

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アルジェリアでの戦争を終えて復員したプロップは、軍医バランに一緒にコンゴに行こうと誘うがバランは断る。そのバランに一人の女性イザベル・モローが近づき、恋人のモーツアルトを知らないかと尋ねる。バランは知らないと答えるが彼女に付き合う。彼女は勤務先の会社で横領して手に入れた債券を金庫にこっそり戻してほしいとバランに頼み、彼は戦場でモーツアルトを敵兵と見間違って殺してしまっていた罪悪感からイザベルの依頼を引き受ける。彼はその会社の勤務医に就職し、助手として取締役の娘で医学生のドミニク・アウステルリッツがあてがわれる。

その会社にたまたま立ち寄ったプロップはバランを目撃し、不審な行動をする彼を追って週末のオフィスに入って彼を問い詰め、彼が開けようとしている金庫に大金が入っていることを知り、強引に金庫破りに加わる。二人は金庫のダイヤルをしらみ潰しに当たるため、互いに交代しながら夜を徹して取り組み、ついには開けることに成功するが、中は空っぽであり、さらには金庫室から出られなくなってしまう。二人は空腹や空気の悪さもあって取っ組み合いになるが、バランがモーツアルトへの罪悪感からこの仕事を引き受けたことを知ったプロップはバランを見直す。そして二人は壁を破って脱出に成功する。

週明けに事件が発覚すると警察はバランの行方を追い、彼を空港で捕まえようとするが、プロップがそれを妨害して代わりに捕まってしまう。プロップは取り調べを担当する刑事に賭けを持ちかけるがそれに敗れ、週末の行動を白状させられるが、かろうじて嘘を言わずに済ませ、自分はバランも金庫破りも知らないとシラを切り通す。バランはドミニクの自宅に押し入り、彼女を説得して匿ってもらう。

バランはイザベルの行方を知るため彼女を連れてオフィスに行こうとするが、実は彼女はイザベルと結託しており、バランの前に金庫を開けて大金を持ち出し、バランに罪を着せた実行犯だった。ドミニクはオフィスに行くことを予めイザベルに知らせ、イザベルはオフィスで彼を待ち受ける。一方バランはプロップの担当刑事に電話してオフィスに来るよう伝える。バランがオフィスに着くとイザベルが彼に銃を向けるが、彼は金庫の番号がドミニクのニックネームに関連していたことからイザベルとドミニクの企みに気づいていたと言う。そのやり取りを部屋の陰で聞いていた刑事が彼女らを捕まえようとし、最後にはイザベルとドミニクが射殺される。刑事はその現場にプロップも連れてきており、バランと対面させて二人の関係を明らかにしようとするが、二人は互いを知らないフリをしたまま別れるのだった。

キャスト

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役名 俳優 日本語吹替
フジテレビ TBS
ディノ・バランアラン・ドロン野沢那智堀勝之祐
フランツ・プロップチャールズ・ブロンソン大塚周夫森川公也
ドミニク・アウステリッツブリジット・フォッセー岡本茉莉土井美加
イザベル・モローオルガ・ジョルジュ・ピコ英語版此島愛子高畑淳子
アントワーヌ・メローティス警部ベルナール・フレッソン英語版大宮悌二池田勝
カトリーヌマリアンナ・フォーク弥永和子佐々木優子
ムラティミシェル・バルセ千田光男
人事部長アンドレ・デュマ納谷六朗
不明
その他
藤本譲
仲木隆司
吉田理保子
喜多川拓郎
石塚運昇
色川京子
幹本雄之
吉田美保
上田敏也
鳳芳野
演出斯波重治蕨南勝之
翻訳榎あきらたかしまちせこ
効果南部満治
大橋勝次
調整兼子芳博
制作オムニバスプロモーションザック・プロモーション
解説高島忠夫
初回放送1975年1月31日
ゴールデン洋画劇場
1986年7月11日
『木曜ロードショー』
0:35-2:36

2015年12月18日発売の『ユニバーサル思い出の復刻版 ブルーレイ』はブルーレイ(インターナショナル・バージョン)とDVD(フランス・バージョン)の2枚組で、DVDにフジテレビ版の日本語吹き替えが収録された[2]。また、KADOKAWAから2018年5月25日発売のブルーレイにはフジテレビ版とTBS版の両バージョンの吹替が収録されている。

製作

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  • フランツ・プロップの役は当初リチャード・ウィドマークが検討されたが叶わず、ドロンは1958年の低予算映画『機関銃ケリー』に出演していたブロンソンに注目してオファーした[3]
  • ドミニク・アウステリッツの役は当初フランス・ギャルにオファーされたが、彼女がアラン・ドロンの相手役を務めることに当時の彼女のボーイフレンドが難色を示したため、彼女は出演を断った[4]

脚注

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  1. 『さらば友よ』早川書房、1980年、185頁。
  2. 「さらば友よ」野沢那智×大塚周夫&「エマニエル夫人」山口いづみの吹替を収録したブルーレイ・DVDが発売
  3. Farewell, Friend”. notcoming.com. 2023年4月2日閲覧。
  4. France Gall n’a pas pu tourner avec Delon à cause de Cloclo”. Voici. 2023年4月2日閲覧。
  5. Adieu L'ami = So Long, Friend | Jean Herman | 1968 (英語). Australian Centre for the Moving Image. 2023年11月11日閲覧。

外部リンク

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