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麻薬戦争

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メキシコはメリダ・イニシアティブ (en)を通じてアメリカから器材と戦略的支持として16億ドルの支援を受けた。

麻薬戦争(Drug war、War on Drugs)とは、参加国の協力の下に違法な麻薬取引を減らすことを目的として行われた、アメリカ合衆国連邦政府による他国への軍事支援をも含んだ麻薬撲滅運動である[1][2]。この発案は、違法な向精神薬の生産、販売、使用を妨害することを目的とする、アメリカ合衆国の麻薬に対する方針 (en)を含有している。麻薬戦争「War on Drugs」という言葉は、1971年6月17日にアメリカ大統領リチャード・ニクソンによって初めて使われた[3][4][5][6]

2009年5月13日、薬物取締政策局 (en:Office of National Drug Control Policy, ONDCP)の局長であるギル・ケルリコースキー (en)は、麻薬に対する方針を大幅に変えるつもりはなかったが、バラク・オバマが「逆効果だ」と主張するように、オバマ政権は「麻薬戦争 (War on Drugs)」という用語を使わないという事を伝えた[7]

麻薬取引にかかわったマヌエル・ノリエガを捕まえるためパナマ侵攻をおこした。

コロンビアでは、メデジン・カルテルカリ・カルテルを壊滅するため、政府を支援している。

しかし、ボリビアでは人々の生活にかかせないコカを壊滅する反発から、反米のエボ・モラレスが大統領になった。

メキシコでは2006年12月のフェリペ・カルデロン大統領就任直後から大規模な麻薬密輸組織掃討作戦に乗り出したが、治安当局への報復攻撃などにより4年間で死者が3万196人に達した[8]

歴史の例

アヘンを取り締まりが原因で、阿片戦争が起きる。

出典

  1. ^ Cockburn and St. Clair, 1998: Chapter 14
  2. ^ Bullington, Bruce; Alan A. Block (March 1990). “A Trojan horse: Anti-communism and the war on drugs”. Crime, Law and Social Change (Springer Netherlands) 14 (1): 39–55. doi:10.1007/BF00728225. ISSN 1573-0751. 
  3. ^ Payan, Tony, The Three U.S.-Mexico Border Wars Westport, Conn. : Praeger Security International, 2006. p. 23
  4. ^ Thirty Years of America's Drug War, a Chronology. Frontline (U.S. TV series).
  5. ^ Timeline: America's War on Drugs. April 2, 2007. National Public Radio.
  6. ^ Drug War. A chronology on the Justice Talking|Justice Learning site. Click an item on the left for more info and sources. Or click "show all" at the top right.
  7. ^ Fields, Gary (2009年5月14日). “White House Czar Calls for End to 'War on Drugs'”. The Wall Street Journal. http://online.wsj.com/article/SB124225891527617397.html 2009年5月14日閲覧。 
  8. ^ 累計死者は3万196人に、メキシコの麻薬戦争CNN.CO.jp 2010年12月18日

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