飛騨市CATV
飛騨市CATV(ひだしシーエーティーヴィ)は、岐阜県飛騨市が運営していたケーブルテレビ局である。
概要[編集]
2003年(平成15年)、旧・河合村によってサービス開始。翌年の2004年(平成16年)に合併によって飛騨市が誕生と同時に飛騨市CATVとなり、その後2011年(平成23年)まで河合地区以外でも整備が進められた[1]。
開局当初からFTTH形式でケーブルテレビ・インターネット事業を展開していたが、やがて施設の老朽化が進んだほか近現代の大容量通信に対応するため、HFC(光ファイバー)形式での通信網の再整備が喫緊の課題となっていた。
飛騨市は2020年、ケーブルテレビの再整備事業を委託する民間業者のプロボーサル公募を行ない、中部テレコミュニケーション(CTC。KDDI・中部電力系プロバイダー)にそれを委託することを決めた。
CTCは、自社が持つ技術と能力を生かし、このケーブルテレビの再整備によって地域課題の解決が可能であるとともに、同市や岐阜県中部地域への社会貢献ができると考え、この事業に応募したとされている。
再整備の事業期間は2020年11月-2023年3月で、CTCが提供するインターネット回線「コミュファ光」への移行は2022年4月ごろを予定している。対象となる地域は飛騨市ケーブルテレビのサービス提供エリアに加え、サービスエリア外である神岡町の寺林、堀之内、梨ケ根の3地区で、コミュファ光が提供する最大10ギガdpsの超高速インターネット回線(無線LANは標準装備)、並びに4K/8K放送対応のBS・地上波放送、固定電話を光インターネット回線を通して提供するとしている[2]。
- 但し、コミュファ光に移行するにあたっては、旧来の飛騨市ケーブルテレビのサービス脱退の同意書を提出するだけでなく、コミュファ光への新規契約をする必要がある。
飛騨市では、CTCへの事業譲渡後もコミュニティチャンネルの運営は継続する。
サービスエリア[編集]
主な放送チャンネル[編集]
テレビ局[編集]
デジタル | 放送局 |
---|---|
D011 | 東海テレビ |
D021 | NHK名古屋Eテレ |
D031 | NHK岐阜総合 |
D041 | 中京テレビ |
D051 | CBCテレビ |
D061 | メ~テレ |
D081 | ぎふチャン |
D121 | コミュニティチャンネル |
関連項目[編集]
- ケーブルテレビ局の一覧
- セットトップボックス
- ケーブルテレビ向けCS放送
- デジタルチューナー
- ホームターミナル
- ケーブルテレビ
- 日本ケーブルラボ
- 日本ケーブルテレビ連盟
- デジタルCATV実験協議会
- 日本ケーブルキャスセンター
- 日本CATV技術協会
外部リンク[編集]
脚注[編集]
- ^ “別紙(1):飛騨市ケーブルテレビ事業概要”. 飛騨市役所. 2023年3月4日閲覧。
- ^ “飛騨市ケーブルテレビ再整備事業基本協定締結について”. 中部テレコミュニケーション (2020年11月27日). 2022年6月14日閲覧。