禅居庵

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禅居庵
所在地 京都府京都市東山区大和大路通四条下る4丁目小松町146
位置 北緯34度59分58.2秒 東経135度46分22.3秒 / 北緯34.999500度 東経135.772861度 / 34.999500; 135.772861座標: 北緯34度59分58.2秒 東経135度46分22.3秒 / 北緯34.999500度 東経135.772861度 / 34.999500; 135.772861
宗派 臨済宗建仁寺派
寺格 建仁寺塔頭
本尊 聖観音菩薩
創建年 元弘年間(1331年 - 1333年
開山 清拙正澄
開基 小笠原貞宗
別称 摩利支天堂
文化財 摩利支天堂、紙本著色総持正傑像(府指定有形文化財
法人番号 5130005001249 ウィキデータを編集
禅居庵の位置(京都市内)
禅居庵
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禅居庵(ぜんきょあん)は、京都市東山区にある臨済宗建仁寺派寺院大本山建仁寺塔頭本尊聖観音菩薩秘仏摩利支天を祀る寺として知られている。

歴史

信濃守護小笠原貞宗が、自身が帰依している南禅寺住持の清拙正澄(大鑑禅師)のために建仁寺の塔頭として元弘年間(1331年 - 1333年)に創建する。本尊は聖観音菩薩であるが、他にも清拙正澄が鎌倉時代末期に来日する際にで自らが作ったとされる摩利支天を祀る摩利支天堂がある。

天文年間(1532年 - 1555年)の兵火で焼失するが、天文16年(1547年)に織田信長の父・織田信秀が再建した。江戸時代元禄年間(1688年 - 1704年)、享保年間(1716年 - 1736年)、安政年間(1855年 - 1860年)に整備や改修がなされている。また1875年明治8年)に小屋組み、1995年平成7年)に屋根の改修が行われている。

境内には狛猪を始めとして数多くのの像や彫刻があるが、これは摩利支天像が猪に乗っていることに由来している。

海北友松筆の襖絵12面がある。

境内

  • 仏殿
  • 庭園
  • 書院
  • 客殿
  • 摩利支天堂(京都府指定有形文化財)
  • 小松地蔵
  • 荒熊大権現
  • 三光威徳天
  • 亥堂
  • 山門

文化財

京都府指定有形文化財

  • 摩利支天堂
  • 紙本著色総持正傑像

参考文献

  • 禅居庵パンフレット

外部リンク