映画大会
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『映画大会』(Smarty Cat、1955年10月14日)はトムとジェリーの作品のひとつ。
作品内容
とある日の夜、トムの悪友である3匹の猫(黒猫のブッチ、赤い猫、灰色の子猫)が映写機とスクリーンを持参して彼の家にやってきた。映画鑑賞会を開催するためである。作品の概要はブッチ曰く「トムの大活躍とアホな犬(スパイクのことを指す)の間抜けっぷり」。しかし、上映開始直前にブッチがその場にジェリーが居たことに気づき、ジェリーを外へ追い出したところで仕切り直しの上映開始。4匹の猫はその内容に大爆笑。一方、ジェリーはその「臨時映画館」に顔を出すたび邪魔者扱いされ外へ追い出される羽目に。激怒したジェリーは最終手段として就寝中のスパイクをトム宅の窓辺に連れて来た。そしてトムたちの笑い声に起きたスパイクがその映画作品を目の当たりにし、追跡を始める。その光景をジェリーはビデオカメラに収めるのだった。
備考
- 本作内の映画作品には『恋ははかなく(Solid Serenade)』『変な魚釣り(Cat Fishin')』『ブルおじさん(Fit to Be Tied)』の3作のワンシーンが用いられている。
- ブッチがスパイクと目が合ってしまい一瞬の静寂となるシーンは、テックス・アヴェリー監督作品『腹話術は楽し(Ventriloquist Cat)』でのサビ近くのシーンと相似している。
- 本作のエンドクレジット1はスパイクに追い回され逃げ惑うトムら4匹をジェリーがカメラで撮影しそのレンズから「THE END」の文字がズームアップするものだが、その後のエンドクレジット2は通常のTOM&JERRYのもの(4:3標準サイズ)ではなくテックス・アヴェリー作品など他のMGMカートゥーン作品で用いられるもの(4:3標準サイズ)が使用された。
日本でのテレビ放映
TBS系および他系列で1964年~1990年頃まで時折放映された。DVDにも収録されている。