新有馬駅

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新有馬駅
有馬温泉駅行列車の車内から見たホーム
(2008年3月撮影)
しんありま
SHIN-ARIMA
有馬口 (1.8 km)
(0.7 km) 有馬温泉
所在地 兵庫県神戸市北区有野町唐櫃字北山4508-9
北緯34度47分57.5秒 東経135度14分18.7秒 / 北緯34.799306度 東経135.238528度 / 34.799306; 135.238528
所属事業者 神戸電鉄
所属路線 有馬線
キロ程 21.8km(湊川起点)
新開地から22.2 km
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1928年(昭和3年)11月28日
廃止年月日 2013年(平成25年)2月28日*
備考 *1975年(昭和50年)6月15日から休止
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跡地を行く有馬線の列車

新有馬駅(しんありまえき)は、兵庫県神戸市北区有野町唐櫃字北山にあった神戸電鉄有馬線

1975年6月15日より長きにわたり営業休止していたが[1]2013年2月28日に正式に廃止された[2]

駅構造

有馬温泉へと通じるカタ越峠を抜けるトンネルの手前、標高354mにあった、単式ホーム1面1線を有する地上駅。ホーム長は2両編成程度の長さしかなく、休止後しばらくはホームだけの状態で駅名標だけが設置されていたが、1990年代頃に駅名標は撤去され、ホームにおいても線路に面する側がフェンスで仕切られる様になった。その後、ホームの一部が崩れた状態で放置されていたが、廃止後にホームが撤去されている。

歴史

「新」と駅名にあるが、終着駅の有馬温泉駅(開業当時の名称は電鉄有馬駅)と同日に開業している。

営業末期には周囲は無人地帯と化し、1968年以降の交通調査では常に乗客数0であった。このため、当駅に停車する列車は1日1往復に限られていたが、この列車でもあらかじめ乗務員に降車の意思を伝えておかないと通過することがあった。正式に廃止にしないまま据え置かれたのは、将来の開発を期待していたため(実際に大型保養施設や団地の誘致構想があった)、そして廃止にすると施設の撤去が必要となるためと言われる。38年にわたって休止状態が続いたが、営業を再開する動きが出ることはなく、実質的に廃止状態となっていた。

隣の駅

神戸電鉄
有馬線
普通
有馬口駅 - 新有馬駅(廃止) - 有馬温泉駅

脚注

  1. ^ a b c 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳 全線・全駅・全廃線』9 関西2、新潮社、2009年、p.56
  2. ^ a b 年譜 平成25〜 - 神戸電鉄

関連項目

外部リンク