性善説と性悪説

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性善説(せいぜんせつ)とは、人間の本性は善であり、悪は物欲の心がこの性を覆われることで生ずる後天的なものであると主張する説。孟子が唱えた説。逆に人間の本性を悪とする荀子が唱えた性悪説がある。孟子以後は儒教の中心的思想となった[1][2]

陽明学の説

脚注

  1. ^ 第2版,世界大百科事典内言及, 日本大百科全書(ニッポニカ),百科事典マイペディア,ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典,精選版 日本国語大辞典,旺文社世界史事典 三訂版,デジタル大辞泉,世界大百科事典. “性善説とは”. コトバンク. 2022年6月2日閲覧。
  2. ^ 性善説(せいぜんせつ)の意味 - goo国語辞書”. goo辞書. 2022年6月2日閲覧。

参考文献

関連項目

外部リンク

  • 京都大学附属図書館所蔵(谷村文庫)『孟子集注』
    • 『孟子集注』は朱子が『孟子』に注釈を施したもの。朱子学が歴代王朝のイデオロギーとして認められ、科挙において経書解釈の根底に据えられてことで、学派を超えて広く読まれるようになった。それは日本や朝鮮にまでもたらされ、影響を与えた。リンク先のものは、江戸時代初期に刊行されたもので、山崎闇斎 (嘉)校点。中央に「性善」ということばが見える。