嶋岡晨
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嶋岡 晨（しまおか しん、1932年3月8日‐ ）は、日本の仏文学者。詩人、評論家、小説家。元立正大学文学部教授。
高知県生まれ。本名読み・あきら。高知県立高知工業高等学校建築科、明治大学文学部仏文科卒、同大学院文学研究科修了。大学在学中に後輩の片岡文雄らと詩誌「貘」を創刊し、1959年には寺山修司らと詩劇グループ「鳥の会」を結成する。「歴程」同人、「無限」編集長を歴任。
詩集、詩論のほか、坂本龍馬ほか土佐国出身の幕末維新期の人物伝など著作多数、フランス詩の翻訳もおこなう。小説も書き、1980年に『裏返しの夜空』で第84回芥川賞候補、1982年に『《ポー》の立つ時間』で第87回芥川賞候補となっている。1999年、詩集『乾杯』で第32回小熊秀雄賞受賞。2012年、詩集『終点オクシモロン』で第23回富田砕花賞受賞。
著書
- 青春の遺書 詩集 国文社 1957 (ピポー叢書)
- 巨人の夢 詩集 国文社 1959 (ピポー叢書)
- 偶像 詩集 ユリイカ 1960
- 人間誕生 詩集 思潮社 1961 (現代詩人双書)
- 愛のことば 惜しみなく与え、惜しみなく奪う 1962 (三一新書)
- ビジネスマンのための心理学 そのコンプレックス解消法 1963 (三一新書)
- 獣たちの叫び 三一書房 1964 (高校生新書)
- 永久運動 思潮社 1964
- 異説坂本竜馬 1965 (三一新書)
- 青春の自殺論 三一書房 1966 (高校生新書)
- 怒濤の男 小説岩崎弥太郎 久保書店 1966 (人物選書) 「実業の詩人・岩崎弥太郎 三菱をつくった男」名著刊行会 1985.1 「小説岩崎弥太郎」河出文庫
- 自由は死せず 小説板垣退助 久保書店 1966 (人物選書)
- 砕かれた星 三一書房 1967 (高校生新書)
- 高校生忍法帳 三一書房 1967 (高校生新書)
- 坂本竜馬 奇蹟を演じた男 大和書房 1968 (ペンギン・ブックス)
- 死を宣告された家畜たち 三一書房 1968 (さんいちぶっくす)
- 新しい詩への道 社会思想社 1970 (現代教養文庫)
- 産卵 詩集 国文社 1970
- 詩とエロスの冒険 社会思想社 1971
- 死者たちの語る場所 大光社 1971
- 抒情的人生相談集 詩による人生処方 社会思想社 1972 (現代教養文庫)
- 詩人白秋その愛と死 社会思想社 1972 (現代教養文庫)
- 日本のアルチザン 芸術生活社 1972 のち中公文庫
- 豊臣秀吉 物語と史蹟をたずねて 成美堂出版 1973 のち文庫
- 金子光晴論 五月書房 1973
- 愛と抵抗の詩人たち アラゴンとエリュアールの道 第三文明社 1973
- 釘の唄 詩集 落合書店 1974 (天山文庫)
- 旅の詩ごころ 日本交通公社 1975
- 現代詩のエチュード 右文書院 1975
- 裂かれた愛の物語 六興出版 1975
- 愛と孤愁の詩人たち その性と生-愛の詩 六興出版 1975
- 愛と自由の讃歌 エリュアールの生涯 飯塚書店 1975
- 高村光太郎 第三文明社 1976 (レグルス文庫)
- おれはおれ 他人との違い、価値、生きかた 青春出版社 1976 (青春新書)
- 愛と反逆の詩人たち 六興出版 1977.2
- 変身 詩集 八坂書房 1977.3
- 詩のたのしさ 1977.8 (講談社現代新書)
- 龍馬追跡 新人物往来社 1977.10
- 土佐勤王党始末 武市半平太と山内容堂 新人物往来社 1978.9
- 愛のことば 東邦出版社 1978.10
- 八月のパリの黒い汗 詩集 飯塚書店 1978.12
- 志士たちの詩 1979.8 (講談社現代新書)
- 伝記萩原朔太郎 春秋社 1980.9
- 愛の歳時記 文化出版局 1981.5
- 裏返しの夜空 集英社 1981.7
- 明治の人 反骨・谷干城 学芸書林 1981.7
- 本の旅に出よう 自分をみつける女の読書法 あなたの人生を変える、この一冊 主婦と生活社 1981.8
- 宗教と文学の地平 春秋社 1982.4 (春秋選書)
- 女を生かすもの 女の愛と生をみつめて 海竜社 1982.3
- 酒鬼 泰樹社 1982.10
- 酒徒のざれごと 酒・旅・人生の味 文化出版局 1982.11
- 現代の秀歌 飯塚書店 1982.11
- 坂本龍馬の生涯 新人物往来社 1983.1
- 坂本竜馬の手紙 名著刊行会 1983.1
- 詩人と小説家の世界 名著刊行会 1983.6
- 秀歌新選 飯塚書店 1983.10
- 「四季のことば」辞典 日本人の心・おりおりの表現 大和出版 1984.1 (グリーン・ブックス)
- 人物日本の歴史 4 藤原道長と貴族の栄え 学習研究社 1984.5 (カラー版学習よみもの)
- 菅原道真 物語と史蹟をたずねて 成美堂出版 1985.8 のち文庫
- 嶋岡晨詩集 思潮社 1986.7 (現代詩文庫)
- 小林一茶 物語と史蹟をたずねて 成美堂出版 1986.8 のち文庫
- 歴史のなかの下剋上 名著刊行会 1986.11
- 現代の秀句 飯塚書店 1988.5
- 松尾芭蕉 物語と史蹟をたずねて 成美堂出版 1988.5 のち文庫
- 明治・青春の夢 革新的行動者たちの日記 1988.7 (朝日選書)
- 愛・詩・エリュアール 飯塚書店 1988.10
- 中岡慎太郎 光風社出版 1988.12 のち成美文庫
- S地区住民誌 新風舎 1989.11
- ゲンパツがやってくる ローカル風刺小説集 1990.2 (集英社文庫)
- 夢にんげん坂本竜馬 新人物往来社 1990.2
- 維新の嵐 光栄 1990.4 「坂本竜馬の復讐」 (光栄ノベルズ)
- 現代詩の運命 飯塚書店 1991.4
- 虹の断橋 朝日新聞社 1992.3
- 詩のある俳句 飯塚書店 1992.4
- ネオロジスム詩集 花神社 1992.7
- 琉球王朝 物語と史蹟をたずねて 成美堂出版 1992.11 のち文庫
- <復讐>の文学 萩原朔太郎研究 武蔵野書院 1992.12
- 百人一首を歩く 光風社出版 1995.12
- イメージ比喩 飯塚書店 1996.6 (俳句創作百科)
- ポエジーの挑戦 昭和詩論史ノート 白地社 1996.7
- 死定席 思潮社 1996.7
- 彼岸酒 朝日書林 1996.8
- 文学スクランブル <朔太郎>その他 飯塚書店 1997.4
- 短歌の技法 イメージ・比喩 飯塚書店 1997.6
- 詩とは何か 1998.9 (新潮選書)
- 乾杯 詩集 港の人 1998.12
- 詩人という不思議な人々 わたしの現代詩人事典 燃焼社 1999.4
- 現代詩の魅力 日本文学の百年 東京新聞出版局 2000.2
- なんじゃもんじゃの木の下で 港の人 2000.6
- 隅田川とセーヌ河 フランス詩の受容 日本図書センター 2001.4
- 影踏み 詩集 書肆青樹社 2008.5
- 老いを見つめる言葉 長生きすれば人生の楽しみの底は深くなる 海竜社 2008.9
共編著
- われら中学生 青い流れに 新川和江共著 毎日新聞社 1969 (ヤング・エリート選書)
- 戦後詩大系 全4巻 大野順一、小川和佑共編 三一書房 1970-1971
- 現代エロス詩集 秋津書店 1971
- 萩原朔太郎 入門・テキスト 飯塚書店 1994.4
- 心にのこる日本の詩 1998.5 (講談社青い鳥文庫)
翻訳
- 決定的問題 詩集 ドブジンスキー 国文社 1958 (ピポー叢書)
- ランボオと実存主義 ポール=アンリ・パィュウ ユリイカ 1958
- ドブジンスキー詩集 飯塚書店 1959 (世界現代詩集)
- 世界の現代詩 第1 現代フランス詩集 飯塚書店 1962)
- エリュアール詩集 飯塚書店 1964 (世界現代詩集)
- プレヴェール詩集 飯塚書店 1967 (世界現代詩集)
- 日曜日の青年 ジュール・シュペルヴィエル 思潮社 1968
- エリュアール選集 1-2 飯塚書店 1972
- ノアの方舟 ジュール・シュペルヴィエル 1975 (ハヤカワ文庫)
- 世界黒人詩集 松田忠徳共訳 飯塚書店 1975
- 愛の詩集 プレヴェール 飯塚書店 1977.12
- 火山を運ぶ男 シュペルヴィエル 月刊ペン社 1980.11 (妖精文庫)
- 「美妙な死体」の物語 レオノーラ・カリントン 大井正博共訳 月刊ペン社 1981.7 (妖精文庫)