岩塚町

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岩塚町
岩塚町の位置(愛知県内)
岩塚町
岩塚町
岩塚町の位置
岩塚町の位置(名古屋市内)
岩塚町
岩塚町
岩塚町 (名古屋市)
北緯35度9分18.29秒 東経136度50分37.71秒 / 北緯35.1550806度 東経136.8438083度 / 35.1550806; 136.8438083
日本の旗 日本
都道府県 愛知県の旗 愛知県
市町村 名古屋市
中村区
中川区
人口
(2019年(平成31年)2月1日現在)[WEB 1]
 • 合計 4,499人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
453-0862(中村区)[WEB 2]
454-0901(中川区)[WEB 3]
市外局番 052 (名古屋MA)[WEB 4]
ナンバープレート 名古屋

岩塚町(いわつかちょう)は、愛知県名古屋市中村区中川区にある町名。現行行政地名は岩塚町(小字区域)および岩塚町1~5丁目。住居表示未実施[WEB 5][WEB 6]

地理

名古屋市中村区岩塚町は同区南西部に位置し、東は豊国通並木、西は中川区富田町大字万場、南は野田町、北は岩塚本通、北西は宮塚町に接する。

河川

歴史

愛知郡岩塚村を前身とする。

町名の由来

岩のあるスカ(砂地、州)または地内にある七所社の境内にある古墳に由来するとされる[1]

沿革

  • 1889年(明治22年)10月1日 - 町村制に基づく愛知郡岩塚村となる[2]
  • 1906年(明治39年)5月10日 - 合併に伴い、常磐村大字岩塚となる[2]
  • 1921年(大正10年)8月22日 - 名古屋市中区へ編入し、同区岩塚町となる[2]
  • 1930年(昭和5年)6月20日 - 一部が花池町長草町となる[2][3]
  • 1937年(昭和12年)10月1日 - 行政区変更に伴い、中川区所属となる[2]
  • 1944年(昭和19年)2月11日 - 一部が中村区へ編入され、同区岩塚町が成立[2][3]
  • 1954年(昭和29年)10月1日 - 中村区岩塚町字五反城の一部により同区五反城町1丁目・2丁目・3丁目が、岩塚町字五反城・向田・七畝割・足洗の各一部により五反城町4丁目が、岩塚町字向田・足洗・七畝割の各一部により五反城町5丁目・6丁目・7丁目・8丁目がそれぞれ成立する[4][3]
  • 1959年(昭和34年)5月1日 - 中村区岩塚町字向田・猫塚の各一部が同区豊国通6丁目に、岩塚町字向田・足洗・七畝割・西柳瀬の各一部が岩塚本通1丁目に、岩塚町字西柳瀬・折戸の各一部が岩塚本通2丁目に、岩塚町字折戸・二町田・中葉抜・道願田の各一部が岩塚本通3丁目に、岩塚町字中葉抜・道願田・株榎・辻前・八反田の各一部が岩塚本通4丁目に、岩塚町字株榎・辻前・浅蔵浦・ソブタの各一部が岩塚本通5丁目に、岩塚町字宮東・上小路・新屋敷・林高寺東の各一部が岩塚本通6丁目にそれぞれ編入される[4][3]。また、岩塚町字向田・猫塚・七畝割の各一部により岩塚町1丁目が、岩塚町字折戸・西柳瀬・浪打の各一部により岩塚町2丁目が、岩塚町字折戸・二町田・浪打・栄花田・道願田の各一部により岩塚町3丁目が、岩塚町字道願田・八反田の各一部により岩塚町4丁目が、岩塚町字八反田・浅蔵浦・辻前の各一部により岩塚町5丁目がそれぞれ設定される[4]
  • 1960年(昭和35年)
    • 1月25日 - 中村区岩塚町字東之割の一部が同区荒輪井町1丁目に、岩塚町字東之割・一色前西の割の各一部が荒輪井町2丁目に、岩塚町字東之割・畦道・地子坊の各一部が西栄町に、岩塚町字小鴨が鴨付町1丁目に[4][3]、岩塚町字小鴨・用水附・小鴨上り・一丁田・木戸際の各一部が鴨付町2丁目に、岩塚町字小鴨・一丁田の各一部が稲葉地町8丁目に[5][6]それぞれ編入される。
    • 6月15日 - 中村区岩塚町字八反田の一部が同区岩塚町4丁目に、岩塚町字宮東の一部が岩塚本通6丁目にそれぞれ編入される[5][3]
  • 1966年(昭和41年)1月26日 - 中村区岩塚町字五反城の一部が同区鈍池町3丁目に、岩塚町字五反城・向田の各一部が沖田町にそれぞれ編入される[5][7][8]
  • 1969年(昭和44年)3月13日 - 中村区岩塚町の一部が同区並木一~二丁目となり、一部を長草町へ編入[3]
  • 1980年(昭和55年)9月7日 - 中川区岩塚町の一部を同区八田町へ編入[2]

字一覧

1932年(昭和7年)発行『明治十五年愛知県郡町村字名調』による愛知郡岩塚村の字一覧。

猫塚(ねこつか)・向田(むかいた)・足洗(あしあらい)・七畝割(ななせわり)・五反城(ごたんじょう)・二(に)ノ坪(つぼ)・折戸(おりど)・浪打(なみうち)・栄花田(えいげた)・二丁田(にちょうだ)・東大蟷(ひがしだいとう)・半丈田(はんじょうた)・一丁田(いっちょうた)・木戸際(きどぎわ)・八劔東(やつるぎひがし)・中葉秡(なかばぬき)・道願田(どうがんだ)・八反田(はったんだ)・浅蔵浦(あさぞううら)・株榎(かぶえのき)・ソブタ・寺裏(てらうら)・弾子宮(だんごのみや)・小鴨上(こかもあか)リ・用水附(ようすいつき)・小鴨(こかも)・地子坊(じこぼう)・東(ひがし)ノ割(わり)・一色前西(いしきまえにし)ノ割(わり)・一色前南(いしきまえみなみ)ノ割(わり)・畔道(あぜみち)・干蛸山(ひだこやま)・宮西(みやにし)・本陣屋敷(ほんちんやしき)・狐屋敷(きつねやしき)・宮浦(みやうら)・宮東(みやひかし)・林高寺東(りんこうじひかし)・新屋敷(しんやしき)・上小路(かみこじ)・郷中(ごうちう)・神田(じんでん)・城前(しろまえ)・竜子田(りゅうごだ)・九反所(くたんしょ)・西影之越(にしかけのこし)・東影之越(ひかしかけのこし)・東中深(ひかしなかふか)・西中深(にしなかふか)・一軒立切(いっけんたちきり)・高道(たかみち)・杁脇(いりわき)・一里山(いちりやま)・宮前(みやまえ)・西野岸(にしのぎし)・東野岸(ひがしのぎし)・三(み)ツ割(わり)・押木田(おしきだ)・小池(こいけ)・茶(ちゃ)ノ木島(きじま)・五反田(ごたんだ)・流(なが)レ・天神松南(てんじんまつみなみ)・院才(いんさい)・本地(ほんじ)・本地入口(ほんじいりくち)・西枝(にしえだ)・大池(おおいけ)・銭亀(ぜにがめ)・万吉(まんきち)・西起(にしおこし)・寺西(てらにし)・分杭下(ぶんくいした)・神明西(しんめいにし)・八(や)ツ屋道(やみち)・山堤付(やまつつみつき)・山西(やまにし)・横手堤付(よこてつつみつき)・鶁打場(むくうちば)・南鶁打場(みなみむくうちば)・川添(かわぞえ)・社宮神(しゃぐうじん)・南社宮神(みなみしゃぐうじん)・神明西川添(しんめいにしかわぞえ)・未起(ひつじおこし)・深草(ふかくさ)・順礼池(じゅんれいいけ)[9]

世帯数と人口

2019年(平成31年)2月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[WEB 1]

町丁 世帯数 人口
中村区 岩塚町 1,996世帯 4,475人
中川区 岩塚町 19世帯 24人
2,015世帯 4,499人

学区

市立小・中学校に通う場合、学校等は以下の通りとなる[WEB 7]。また、公立高等学校に通う場合の学区は以下の通りとなる[WEB 8]。なお、小学校は学校選択制度を導入しておらず、番毎で各学校に指定されている。

丁目・字 小学校 中学校 高等学校
中村区 岩塚町1~5丁目 名古屋市立岩塚小学校 名古屋市立御田中学校 尾張学区
岩塚町字一軒立切、岩塚町字杁脇、岩塚町字大池
岩塚町字上小路、岩塚町字神田、岩塚町字九反所
岩塚町字五反田、岩塚町字新屋敷、岩塚町字高道
岩塚町字茶ノ木島、岩塚町字流レ、岩塚町字西枝
岩塚町字本地入口、岩塚町字竜子田
岩塚町字林高寺東
岩塚町字一色前西ノ割、岩塚町字一色前南ノ割 名古屋市立稲西小学校 名古屋市立豊正中学校
岩塚町字一里山、岩塚町字押木田、岩塚町字小池
岩塚町字万吉、岩塚町字三ツ割
名古屋市立八社小学校 名古屋市立御田中学校
岩塚町字向田 名古屋市立千成小学校 名古屋市立豊国中学校
岩塚町字郷中、岩塚町字城前 名古屋市立岩塚小学校
名古屋市立八社小学校
名古屋市立御田中学校
中川区 岩塚町字本地 名古屋市立常磐小学校 名古屋市立長良中学校

交通

施設

略地図
1
三菱重工業 岩塚工場
2
名古屋市立岩塚小学校
3
名古屋市立御田中学校
4
名古屋岩塚郵便局
  • 三菱重工業 岩塚工場
  • 名古屋市立岩塚小学校
  • 名古屋市立御田中学校
  • 名古屋岩塚郵便局
  • JAなごや岩塚支店
  • 岩塚古墳
岩塚町七所社境内に遺る古墳[10]。前述のように「岩塚」の地名の由来ともされる。

その他

日本郵便

  • 集配担当する郵便局は以下の通りである[WEB 9]
町丁 郵便番号 郵便局
中村区 岩塚町 453-0862[WEB 2] 中村郵便局
中川区 岩塚町 454-0901[WEB 3] 中川郵便局

脚注

WEB

  1. ^ a b 町・丁目(大字)別、年齢(10歳階級)別公簿人口(全市・区別)”. 名古屋市 (2019年2月20日). 2019年2月20日閲覧。
  2. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2019年2月10日閲覧。
  3. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2019年2月10日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年1月6日閲覧。
  5. ^ 中村区の町名一覧”. 名古屋市 (2015年10月21日). 2019年2月13日閲覧。
  6. ^ 中川区の町名一覧”. 名古屋市 (2015年10月21日). 2019年2月13日閲覧。
  7. ^ 市立小・中学校の通学区域一覧”. 名古屋市 (2018年11月10日). 2019年1月14日閲覧。
  8. ^ 平成29年度以降の愛知県公立高等学校(全日制課程)入学者選抜における通学区域並びに群及びグループ分け案について”. 愛知県教育委員会 (2015年2月16日). 2019年1月14日閲覧。
  9. ^ 郵便番号簿 平成29年度版 - 日本郵便. 2019年02月10日閲覧 (PDF)

文献

参考文献

  • 名古屋市役所経済局文化財調査保存委員会『名古屋史蹟名勝紀要』芸術案内社、1954年12月25日。 
  • 中村区制施行50周年記念事業実行委員会記念誌編集委員会 編『中村区誌―中村区制施行50周年記念―』中村区制施行50周年記念事業実行委員会、1987年10月1日。 
  • 名古屋市計画局『なごやの町名』名古屋市計画局、1992年3月31日。 

関連項目

外部リンク

  • ウィキメディア・コモンズには、岩塚町に関するカテゴリがあります。