宮本理江子
宮本 理江子(みやもと りえこ、旧姓・石坂)は、フジテレビジョン編成制作局ドラマ制作センターゼネラルプロデューサー。ドラマディレクター、映画監督。
来歴
父は脚本家の山田太一。1986年に国際基督教大学を卒業後、フジテレビに入社し、一貫してドラマ制作に携わっている。1991年のヒットドラマ、『101回目のプロポーズ』第6話で、武田鉄矢演じる主人公がトラックの前に飛び込んで「僕は死にません!」と叫んだシーンを演出した監督としても知られる。
2006年、『チェケラッチョ!!』で映画監督デビュー。
2008年の連続ドラマ『風のガーデン』では、全11話を一人で演出した。通常2、3名のディレクターが分担するテレビドラマの世界では異例である。同作品の演出により、第63回(平成21年度)文化庁芸術祭放送個人賞を受賞。
編成制作局ドラマ制作センター演出担当部長を経て2012年6月28日付で現職。
2013年、『最後から二番目の恋』の演出により芸術選奨新人賞を受賞[1]。「人と人との間にある空気の微(かす)かな揺らぎを映像化できる特性を熟知し,人間関係の危うさを見事に表現する演出家」と評される[1]。親子二代で同賞の受賞者となった。
主な演出・監督作品
テレビドラマ
- GIRL-LONG-SKIRT〜嫌いになってもいいですか〜(1987年)
- ワイルドで行こう! BORN TO BE WILD(1988年)
- すてきな片想い(1990年)
- 101回目のプロポーズ(1991年)
- 逢いたい時にあなたはいない…(1991年)
- 素顔のままで(1992年)
- 海が見たいと君が言って(1994年)
- 夏子の酒(1994年)
- For You(1995年)
- 正義は勝つ(1995年)
- まだ恋は始まらない(1995年)
- Age,35 恋しくて(1996年)
- ナニワ金融道 2(1996年)
- こんな私に誰がした (1996年)
- ビーチボーイズ(1997年)
- きらきらひかる(1998年)
- タブロイド(1998年)
- アフリカの夜(1999年)
- 彼女たちの時代(1999年)
- 東京物語(2002年)
- P&Gパンテーンドラマスペシャル 笑顔セラピー(2003年、プロデュース兼任)
- ファイアーボーイズ・め組の大吾(2004年)
- 優しい時間(2005年)
- しゃばけ(2007年)
- 拝啓、父上様(2007年)
- 風のガーデン(2008年)
- 流れ星(2010年)
- それでも、生きてゆく(2011年)
- 最後から二番目の恋(2012年)
- 東野圭吾ミステリーズ「二十年目の約束」(2012年)
- 最高の離婚(2013年)
- 続・最後から二番目の恋(2014年)
- 心がポキッとね(2015年)
映画
- チェケラッチョ!!(2006年)
主なプロデュース作品
テレビドラマ
- OUT〜妻たちの犯罪〜(1999年)
- ショムニ FINAL(2002年)
- ショムニ FOREVER(2002年)
脚注
- ^ a b “平成24年度芸術選奨 受賞者及び贈賞理由”. 文化庁 (2012年). 2013年5月13日閲覧。