大阪五低山

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茶臼山(茶臼山古墳)

大阪五低山(おおさか ごていざん)は、大阪市内5カ所の低山巡りの対象となる「山」である。これらは古墳築山、丘などの頂上であり、それぞれ標高は30m以下の低山である。大阪アルプスと呼ばれることもある[1]

概要[編集]

大阪五低山を構成する「山」は、標高順に港区の天保山(てんぽうざん 標高4.53m)、阿倍野区の聖天山(しょうてんやま 標高14m)[2]、生野区の御勝山(おかちやま 標高14m)、住吉区の帝塚山(てづかやま 標高19.88m)、天王寺区の茶臼山(ちゃうすやま 標高26m)[3]の5座である。

『大阪五低山』の由来は、登山証明書などを自前で発行し天保山で町おこしを行う「天保山山岳会」の会長が、2002年頃に発行した「大阪五低山縦走指南書」であるとされる[4]

大阪五低山
名称 標高 基準点 住所
天保山 4.53m 二等三角点 天保山 港区築港三丁目 天保山公園内の築山
聖天山 14m 標高点 阿倍野区松虫通三丁目 正圓寺の境内
御勝山 14m 標高点 生野区勝山北三丁目 御勝山公園内 御勝山古墳の墳丘
帝塚山 19.88m 三等三角点 帝塚山 住吉区帝塚山西二丁目 帝塚山古墳の墳丘
茶臼山 26m 標高点 天王寺区茶臼山町 天王寺公園茶臼山古墳の墳丘

この大阪五低山に、天王寺区の宰相山と大正区の昭和山鶴見区鶴見新山3座を加えた8座を、『大阪八低山』と呼ぶこともある。

関連項目[編集]

参考文献[編集]