夜をぶっとばせ (ORIGINAL LOVEの曲)

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夜をぶっとばせ
–Let's spend the night together–
ORIGINAL LOVEシングル
初出アルバム『The Very Best of ORIGINAL LOVE
LOVE! LOVE! & LOVE!
B面 BODY FRESHER
(PRE-DEBUT CD VERSION)
リリース
規格 8cmCDシングル
ジャンル ロック
ソウルミュージック
ジャズ
レーベル EASTWORLD ⁄ 東芝EMI
SCD:TODT-3510
作詞・作曲 小西康陽 / 田島貴男(夜をぶっとばせ)
田島貴男 (BODY FRESHER)
チャート最高順位
ORIGINAL LOVE シングル 年表
朝日のあたる道 AS TIME GOES BY
1994年
夜をぶっとばせ –Let's spend the night together–
1995年
夢を見る人
(1995年)
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夜をぶっとばせ –Let's spend the night together–」(よるをぶっとばせ レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー)は、1995年4月26日に発売されたORIGINAL LOVEシングル

解説

「夜をぶっとばせ」はアルバム『LOVE! LOVE! & LOVE![1]収録曲だが、レコード会社移籍後にリリースされたアーティスト非監修のベスト・アルバムThe Very Best of ORIGINAL LOVE[2]からの先行シングルとして税込価格¥500でリリースされた。『The Very Best of ORIGINAL LOVE』[2]には『LOVE! LOVE! & LOVE!』[1]と同じヴァージョンが収録されたが、このシングルにはミックスの異なる“BRAND NEW MIX”として、エンディングもフェード・アウトせず終わりまで収められ、最後に「悲しみをぶっとばせ」というフレーズが入っている。田島貴男監修ベスト『変身』にも“BRAND NEW MIX”が収録されているが、最後がフェイドアウトの上に『LOVE! LOVE! & LOVE!』よりも早い。元々はオリジナル・ラヴがライブハウスを中心に活動していた頃に田島貴男によって書かれた作品だったが、ピチカート・ファイヴのレパートリィとして取り上げられることになり、レコーディングに際し、歌詞を小西康陽が書いた。田島によればこのレコーディング時はカーティス・メイフィールドの音楽に出会ったばかりで、この曲にカーティスのようなホーン・セクションを入れたいと小西に相談すると「田島君自分でアレンジしてみなよ。ドン・セベスキーのアレンジ本に音域とか書いてあるからさ。大丈夫、田島君ならきっと出来るよ。それじゃあねー」と言って帰ってしまった。ピチカートに参加してホーン・セクションのアレンジはおろか、譜面の読み書きすらあまり経験のなかった田島は、この曲を含む2曲のホーン・セクションのレコーディングが翌日の13時からとなった前日19時からスタジオに泊まり込んで譜面を書くことにした。七転八倒の末、レコーディング開始1時間前に出来上がった楽譜は結局間違いだらけだったので使い物にならなかったが、数原晋をはじめとするプレイヤーたちのおかげでレコーディングできたという[3]。このときのテイクは『女王陛下のピチカート・ファイヴ[4]に収録され、その後『月面軟着陸[5]では田島自身のギター弾き語りにリアレンジ、再収録された。

「BODY FRESHER (PRE-DEBUT VERSION)」は1990年、メジャーデビュー前にマスコミのみに配られた一般未発表2曲入りCD『KING OF LOVE』[6]収録曲。この曲は後にレコード会社主導による編集盤『Wild Life –Cool Side of Original Love–[7]に収録されたが、そこではエンディングのSEがカットされている。また、2007年10月24日に『standard of 90's』シリーズの一つとして『LOVE! LOVE! & LOVE!』[8]が24bit デジタル・リマスタリング、紙ジャケット仕様の田島貴男監修・公認盤での再発時に、ボーナス・トラックとしても収録された。もともとはインディーズ・アルバム『ORIGINAL LOVE[9]収録曲で、アルバム『LOVE! LOVE! & LOVE!』[1]収録に際し田島自身によって日本語詞に書き換えられた。デビュー10周年記念にリリースされたBOX SET『変身セット』[10]同封のヒストリー・ヴィデオ『ten years after』には、1987年から1997年までのライヴ映像で構成された同曲のメドレーが収録されている。

アーティストの意向と無関係にリリースされたシングルではあるが、両曲ともレコード会社主導によるシングル・コレクション『SINGLES BACK TO 1991-1995[11]に収録された。

ジャケット表面には『The Very Best of ORIGINAL LOVE』[2]の歌詞カードに掲載された田島のソロ・ショットが使われている。

収録曲

  1. 夜をぶっとばせ Let's spend the night together (BRAND NEW MIX) (3'55")
    作詞:小西康陽、作曲:田島貴男、編曲:オリジナル・ラヴ
  2. BODY FRESHER (PRE-DEBUT CD VERSION) (5'35")
    作詞・作曲:田島貴男、編曲:オリジナル・ラヴ
  3. 夜をぶっとばせ(オリジナル・カラオケ) Let's spend the night together (instrumental version)

クレジット

  • ARRANGED BY ORIGINAL LOVE

カヴァー

夜をぶっとばせ –Let's spend the night together–

アーティスト 収録作品(初出のみ) 発売日 規格 品番
秦基博 鱗 (うろこ) 2007年06月06日 CD+DVD AUCK-19927/8【初回限定盤】
CD AUCK-19019【通常盤】
Mr.COCKROBIN DRIVE 2007年07月25日 CD SRLR-006

脚注

  1. ^ a b c LOVE! LOVE! & LOVE!1991年7月12日発売 EASTWORLD ⁄ 東芝EMI 2CD:TOCT-6196/7
  2. ^ a b c The Very Best of ORIGINAL LOVE1995年4月28日発売 EASTWORLD ⁄ 東芝EMI CD:TOCT-8880
  3. ^ “Tajima's Voice” 2009.6.12(金)[リンク切れ]
  4. ^ ピチカート・ファイヴ女王陛下のピチカート・ファイヴ1989年7月21日発売 CBS/SONY CD:32DH-5279
  5. ^ ピチカート・ファイヴ『月面軟着陸1990年5月21日発売 CBS/SONY CD:CSCL-1149
  6. ^ 『KING OF LOVE』1990年 EASTWORLD ⁄ 東芝EMI CD:PCD-163
  7. ^ Wild Life –Cool Side of Original Love–』 1995年6月28日発売 EASTWORLD ⁄ 東芝EMI CD:TOCT-8967
  8. ^ 『LOVE! LOVE! & LOVE!』 2007年10月24日発売 EASTWORLD ⁄ EMIミュージック・ジャパン 2CD:TOCT-26390/1
  9. ^ ORIGINAL LOVE1988年8月発売 JALA JALA RECORDS LP:JL-001
  10. ^ 『変身セット』 1999年3月17日発売 ポニーキャニオン 2CD+VHS:PCCA-01289
  11. ^ SINGLES BACK TO 1991-19951996年12月11日発売 EASTWORLD ⁄ 東芝EMI CD:TOCT-9763