品川カブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Vetalapancavimsatika (会話 | 投稿記録) による 2022年4月23日 (土) 20:09個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

品川カブ(しながわ かぶ)とは、東京都品川区の有志により復活された長カブ(蕪)で、江戸野菜の一つ。

概要

江戸時代品川宿の周辺で栽培、食されていた漬物用の長カブ(蕪)の一種で、見た目は大根の様に長い。築地市場で「江戸野菜の復活」の取り組みを知った北品川の八百屋経営者[1]2004年に調査を開始。江戸時代に書かれた農書成形図説』の中にある品川カブの絵を元に、東京都小平市で「東京大長カブ」という形が良く似たカブを栽培していることを見つける。このカブを「品川カブ」として販売することは、『成形図説』の絵が根拠となって生産者市場、江戸野菜の研究会から認められ、自社店舗での仕入れ販売を開始した。

2006年、有志グループ「品川宿なすびの花」を結成。2007年には福祉施設、学校幼稚園区民農園利用者らに種子を配布し、地元での栽培が始まった。食育の一環として栽培・収穫して給食の食材に使う小学校もある[2]2012年12月以降、品評会が品川神社境内で行われている[3][4]

商品展開

地元商店街ではまちおこしの一環として、品川カブを材料とした商品を開発・販売している。

その他

関連項目

脚注

外部リンク