労働新聞 (朝鮮労働党)
労働新聞 | |
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掲出された労働新聞(平壌、2010年) | |
各種表記 | |
ハングル: | 로동신문 |
漢字: | 勞動新聞 |
発音: | ロドンシンムン |
日本語読み: | ろうどうしんぶん |
MR式: 2000年式: 英語表記: |
Rotong sinmun Rodong sinmun Rodong Sinmun |
労働新聞(로동신문 ロドン・シンムン、ろうどうしんぶん)は、朝鮮民主主義人民共和国の指導政党である朝鮮労働党中央委員会の機関紙で同国を代表する朝鮮語の日刊紙である。発行部数は100万部以上。平壌市中区域に事務所を置く労働新聞社(로동신문사)が発行。なお、韓国では頭音法則により「노동신문」と書き、「ノドンシンムン」と発音する。
概要
朝鮮民主主義人民共和国を代表する日刊紙で全国的な配布の他地下鉄駅など公共の場にも掲示されている。労働党の指導性を明示している同国では、党機関紙であると同時に国家指導部の公式的な広報でもある。また、国内外の主要なニュースを掲載しており、一般紙的な性格もあわせ持つ。これはかつての『プラウダ』などと同じく旧共産圏の指導政党機関紙共通の現象である。現在はブランケット判のモノクロ紙面6ページ構成。横書き。同国の公式的な方針に従い漢字は使われない。題字は毛筆体である。
毎年1月1日に「新年共同社説」を掲載している。これは労働新聞と金日成社会主義青年同盟の機関紙『青年前衛』と人民武力省の機関紙『朝鮮人民軍 (機関紙)』が同じ社説を発表し、この中で毎年のスローガンや施政方針が示される。また、内閣など中央政府の総合機関紙『民主朝鮮』との共同社説がある。
紙面構成
- 1面…内外の重要なニュースや社説、党第一書記・国防委員会第一委員長金正恩の動向(社説については国内向けの朝鮮中央放送、国外向けの平壌放送(朝鮮語のみ)、朝鮮の声放送(朝鮮語以外の言語)の各電波媒体でも要約が放送される)
- 2面…思想教養記事
- 3面…国内の経済記事
- 4面…国内外のニュース
- 5面…南(韓国)関連記事
- 6面…日本や米国など諸外国の記事(ここに掲載される論評は『労働新聞論評ダイジェスト』としてラジオ放送等で紹介される)
沿革
労働新聞社
労働新聞社は、平壌市中区域の烽火駅東方約400mの解放山通り沿いに社屋を構える。無軌条電車の平壌ホテル前にある停留場(停留場名不明)からも近く車窓から社屋を望むことができる。
注釈
関連項目
外部リンク
- 労働新聞(朝鮮語)(英語)(中国語)
- 地図 - Google マップ