加古川青流戦

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加古川青流戦(かこがわせいりゅうせん)は、日本将棋連盟加古川市加古川市ウェルネス協会主催、神戸新聞社共催で行われる将棋棋戦2011年創設。名称は一般公募より選考にて決定された[1]

概要

日本将棋連盟所属の棋士四段・奨励会三段リーグ成績上位者、選考委員会で推薦選出する女流棋士2名、アマチュア3名(加古川青流戦アマチュア選抜大会の各ブロックの優勝者2名と兵庫県アマ名人[2])によるトーナメント戦で行われる。棋士に原則として26歳以下の年齢制限がある新人王戦と異なり、本棋戦では四段の棋士であれば何歳でも参加可能である。

2015年開催の第5期では、プロ公式棋戦では史上初めてアマチュア選手(稲葉聡)が優勝した。

方式

初戦から準決勝までは一番勝負、決勝は三番勝負。

持ち時間は各1時間(チェスクロック使用)で、使い切ると1手1分の秒読みとなる。

初戦は原則として四段対三段、四段対女流棋士、四段対アマチュアの対戦で行われる。

決勝は加古川市内の会場(加古川市立青少年女性センター。ただし第1期の第1局のみ関西将棋会館)で1日目を第1局、2日目を午前第2局・午後第3局のスケジュールで開催される。三番勝負が第2局で終了した場合は、第3局の予定時間は決勝進出者とファンとの交流会に充てられる。

歴代決勝結果

開催年は三番勝負が行われた年。○●は優勝者から見た勝敗、千は千日手段位、称号は対局当時のもの。

開催年 優勝者 勝敗 準優勝者
1 2011年 船江恒平四段 ●○○ 宮本広志三段
2 2012年 永瀬拓矢五段[3] ○千○ 伊藤真吾四段
3 2013年 佐々木勇気四段 ○●○ 千田翔太四段
4 2014年 石田直裕四段 ○○ 藤森哲也四段
5 2015年 稲葉聡アマ ●○○ 増田康宏四段

脚注

  1. ^ 若手新人を表す『青』という漢字と加古川の清流を表す『流』。[1]
  2. ^ 兵庫県アマ名人戦の優勝者は、全日本アマ名人戦の出場権と加古川青流戦の出場権を得られる。(神戸新聞囲碁・将棋
  3. ^ 第2期開幕当時は四段で、開催途中の4月24日竜王戦連続昇級により五段昇段。

外部リンク