ミロシュ・ゼマン
ミロシュ・ゼマン Miloš Zeman | |
任期 | 2013年3月7日 – 現職 |
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首相 | イジー・ルスノク(2013年7月10日 - 2014年1月29日) ボフスラフ・ソボトカ(2014年1月29日 - 2017年12月13日) アンドレイ・バビシュ(2017年12月13日 - ) |
任期 | 1998年7月17日 – 2002年7月12日 |
出生 | 1944年9月28日(79歳) ドイツ国 ベーメン・メーレン保護領、中央ボヘミア州コリーン |
政党 | (チェコ社会民主党→) 市民権党 |
宗教 | 無宗教 |
ミロシュ・ゼマン(Miloš Zeman、1944年9月28日 - )は、チェコ共和国の政治家。第3代大統領(2013年 - )。首相(1998年 - 2002年)、下院議長(1996年 - 1998年)、チェコ社会民主党(CSSD)党首(1993年 - 2001年)を歴任。2007年、イジー・パロウベク執行部と対立し、CSSDを離党し、2009年に新政党市民権党を設立した。
略歴
中央ボヘミア州のコリーン生まれ。プラハ経済大学卒業。1968年の「プラハの春」の最中、チェコスロバキア共産党に入党するが、ソ連による軍事介入に反対したため、1970年に除名される。1989年、市民フォーラムの指導者の一人としてビロード革命に参加した。その後、社会民主党(CSSD)の党首となり、下院議長や首相を務めた。2003年の大統領選挙に立候補を表明し、社民党内で多数の支持を得たが、ヴラジミール・シュピドラ率いる党執行部に批判的な姿勢のため、党内対立を招き、立候補を辞退した[1]。その後も執行部との対立関係が続き、2007年に離党し、新党「市民権党」を設立した。
2013年の大統領選挙に立候補し、1月11日から12日にかけて行われた投票の結果、得票率24%で1位となり、2位のカレル・シュヴァルツェンベルク外相(得票率23%)とともに1月25・26日投票の決選投票に進み[2]、決選投票では得票率54.8%で当選を決めた[3]。2018年の大統領選挙では第1回目投票で得票率38.6%となり、決選投票では51.4%という僅差で再選[4]。
いくつかの病気を抱えており、2021年10月8-9日に執行された下院選挙では医師の進言に従ってプラハ市内の学校でなく別邸で投票を行った。その選挙で与党ANO 2011は予想外に伸び悩み、アンドレイ・バビシュ首相と会談した直後に病院に入院。集中治療室に収容され、病気の合併症が原因と担当医師より公式発表された[5]。
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ロシアのプーチン大統領と(2002年4月17日)
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イスラエルのルーベン・リブリン大統領と(ルーベン・リブリン)
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エストニア大使のエヴァ=マリア・リーメッツ・エストニアと(2018年8月22日)
脚注
- ^ 最終的に、前法相のヤロスラフ・ブレシュが社民党の候補に指名された。
- ^ “チェコ大統領選、元首相と外相の決選投票に”. 読売新聞. (2013年1月13日) 2013年1月13日閲覧。
- ^ “チェコ大統領にゼマン氏=親欧州に転換へ”. 時事ドットコム. 時事通信. (2013年1月27日) 2013年1月27日閲覧。
- ^ “Czech President Zeman re-elected with anti-immigration message”. ロイター. (2018年1月27日) 2018年1月29日閲覧。
- ^ “チェコ大統領が入院、集中治療室に入る 総選挙の結果受け首相と会談後”. CNN.co.jp. CNN. (2021年10月11日) 2021年10月11日閲覧。
公職 | ||
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先代 ヴァーツラフ・クラウス |
チェコ共和国大統領 第3代:2013年 - |
次代 (現職) |
先代 ヨゼフ・トショフスキー |
チェコ共和国首相 第3代:1998年 - 2002年 |
次代 ウラジミール・シュピドラ |