ナチュラリー (スリー・ドッグ・ナイトのアルバム)

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ナチュラリー
スリー・ドッグ・ナイトスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ロックブルー・アイド・ソウル
時間
レーベル ダンヒル・レコード
プロデュース リチャード・ポドラー
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 14位(アメリカ[1]
  • 61位(日本[2]
  • スリー・ドッグ・ナイト アルバム 年表
    イット・エイント・イージー
    (1970年)
    ナチュラリー
    (1970年)
    ゴールデン・ビスケッツ〜スリー・ドッグ・ナイト・アーリー・ヒッツ
    (1971年)
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    ナチュラリー』(Naturally)は、アメリカ合衆国バンドスリー・ドッグ・ナイト1970年に発表したアルバム。通算5作目、スタジオ・アルバムとしては4作目に当たる。

    背景[編集]

    過去の作品と同様、他のアーティストのカヴァーを中心とした内容で[3]、唯一のオリジナル曲であるインストゥルメンタル「ファイア・イーター」はメンバーのうち4人が共作した。

    アメリカ初回盤LP(DSX 50088)のジャケットは、見開きジャケットの片側が更に縦にも開いて、縦長のポスターが表示される仕掛けになっている[4][5]。なお、日本盤初回LPは普通の見開きジャケット仕様だったが[4]、2013年にユニバーサルミュージックから発売された日本盤紙ジャケットSHM-CD(UICY-75566)では、アメリカ初回盤LPのジャケットの仕掛けが再現された[6]

    反響・評価[編集]

    本作はアメリカのBillboard 200で14位に達し[1]、1971年にはRIAAによってゴールドディスクに認定された[7]。本作からの第1弾シングル「ワン・マン・バンド」はBillboard Hot 100で19位に達し、続く「ジョイ・トゥ・ザ・ワールド」はHot 100で1位を獲得、『ビルボード』のR&Bチャートでは46位を記録した[1]。その後、「ライアー」はHot 100で7位のヒットとなっている[1]。日本盤LPは1971年2月25日に発売され、オリコンLPチャートで61位を記録した[2]

    Mike DeGagneはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「スリー・ドッグ・ナイトはアルバムの大部分の曲で、1960年代末期の活気に満ちたグルーヴと開放的で広がりのあるフィーリングを1970年代に持ち込むことに成功しており、そのことから『ナチュラリー』の勢いは、アルバムからのヒット曲以外の部分にも及んでいる」「スリー・ドッグ・ナイトが送り出した、最もバランスの良い作品の一つ」と評している[3]

    収録曲[編集]

    Side 1
    1. アイ・キャン・ヒア・ユー・コーリング - "I Can Hear You Calling" (Pentti Glan, Roy Kenner, Hugh Sullivan, Domenic Troiano) - 2:58
    2. ワン・マン・バンド - "One Man Band" (Billy Fox, January Tyme, Thomas Jefferson Kaye) - 2:53
    3. アイル・ビー・クリーピング - "I'll Be Creeping" (Andy Fraser, Paul Rodgers) - 3:33
    4. ファイア・イーター - "Fire Eater" (Mike Allsup, Jimmy Greenspoon, Joe Schermie, Floyd Sneed) - 3:54
    5. キャント・ゲット・イナフ・オブ・イット - "Can't Get Enough of It" (Jimmy Miller, Steve Winwood) - 2:55
    Side 2
    1. サンライト - "Sunlight" (Jesse Colin Young) - 3:51
    2. ヘヴィ・チャーチ - "Heavy Church" (Alan O'Day) - 3:37
    3. ライアー - "Liar" (Russ Ballard) - 3:55
    4. 大いなる悲嘆 - "I've Got Enough Heartache" (Mike Kellie, Gary Wright) - 4:00
    5. ジョイ・トゥ・ザ・ワールド - "Joy to the World" (Hoyt Axton) - 3:38

    参加ミュージシャン[編集]

    • ダニー・ハットン - ボーカル
    • コリー・ウェルズ - ボーカル
    • チャック・ネグロン - ボーカル
    • マイケル・オールサップ - ギター
    • ジミー・グリーンスプーン - キーボード
    • ジョー・シェルミー - ベース
    • フロイド・スニード - ドラムス

    脚注[編集]

    1. ^ a b c d Naturally - Three Dog Night | Awards | AllMusic
    2. ^ a b 『オリコンチャート・ブックLP編(昭和45年‐平成1年)』(オリジナルコンフィデンス/1990年/ISBN 4-87131-025-6)p.186
    3. ^ a b Naturally - Three Dog Night | AllMusic - Review by Mike DeGagne
    4. ^ a b 2002年リマスターCD(UICY-3374)ライナーノーツ(若月眞人、2002年5月30日)
    5. ^ Image for Three Dog Night - Naturally at Discogs - アメリカ初回盤LPの画像
    6. ^ ナチュラリー - UNIVERSAL MUSIC JAPAN - 2014年9月13日閲覧
    7. ^ RIAA公式サイト内SEARCHABLE DATABASE - 引用符付きの"THREE DOG NIGHT"と入力して検索し、過去の記録に遡れば確認できる