トリップワールド

レビュー結果
ファミ通	22/40点 (GB)
NintendoLife	(3DS)
ファミリーコンピュータMagazine	17.4/30点 (GB)
Aktueller Software Markt	9/12点 (GB)

トリップワールド
Trip World
ジャンル	横スクロールアクション
対応機種	ゲームボーイ (GB) 対応機種一覧ニンテンドー3DS (3DS);
開発元	サンソフト
発売元	サンソフト
ディレクター	植田祐一
プログラマー	植田祐一
音楽	PHASE OUT; 岩田雅幸; いしだつとむ; 見廣篤
美術	なりたとしひこ
人数	1人
メディア	2メガビットロムカセット
発売日	1992年11月27日; 1993年; 発売日一覧 3DS; 2011年11月30日; 2012年1月5日; ;
対象年齢	CERO：A（全年齢対象）
その他	型式：; DMG-T4A; DMG-T4-NOE;
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『トリップワールド』 (Trip World) は、1992年 11月27日に日本のサンソフトから発売されたゲームボーイ用の横スクロールアクションゲーム。1993年には欧州においても発売された。

ウサギに似たキャラクターであるシャブブ族の若者ヤコプを操作して、ヤコプの住む世界トリップワールドへ平和を取り戻すために冒険していくゲームである。主人公のヤコプが陸上、飛行、水中と3タイプに変身できる事や、微細に描き込まれたドット絵を特徴としている^[1]。

開発はサンソフトが行い、ディレクターおよびプログラムは後にアーケードゲーム『ギャラクシーファイトユニバーサル・ウォーリアーズ』（1995年）を手掛けた植田祐一、音楽は『ギャラクシーファイトユニバーサル・ウォーリアーズ』を手掛けた見廣篤が担当している。

2011年にニンテンドー3DS用のバーチャルコンソール対応ソフトとして配信された。

ゲーム内容

基本的なシステムとしてヤコプは変身することができ、キックで攻撃する形態（陸上ヤコプ）、空を耳で羽ばたいて飛ぶ形態（空中ヤコプ）、魚になり水の中を泳ぐ形態（水中ヤコプ）の3種類にいつでも変身可能である。それ以外にも、アイテムをとることによって変身する特殊な形態があり、様々な能力を発揮することができる。プレイヤーストック・ライフ併用制で、ライフが全て無くなると1ミスとなり、残機が0の時にミスするとゲームオーバー。コンティニューする事は出来ないが、本作はオプション画面で各ワールドの好きな区切りからゲームを始める事が可能となっている^[2]。

基本的に難易度は高くはないが、ラスボスだけはかなりの難易度である^[2]。

設定

ストーリー

平和の象徴、マイタの花が盗まれた。仲の良かったみんなが急にケンカばかりになってしまった。ついには草や花まで狂暴になってしまった。ヤコプよ、トリップワールドに平和を取り戻せ。

ステージ構成

ワールド1・デュービアス山
ワールド2・サベージランド
ワールド3・アイリットランド
ワールド4・プリンランド
ワールド5・ミルラランド

登場キャラクター

ヤコプ: 本作の主人公。シャブブ族の若者。盗まれた平和の象徴であるマイタの花を取り戻すため冒険へ出る。陸上ヤコプ、空中ヤコプ、水中ヤコプと3つの形態に変身できるほか、特定のアイテムを取る事でしっぽヤコプ、花ヤコプ、ボールヤコプなどの特殊な形態へ変身できる。
長老: マイタの花を守る老シャブブ。ヤコプと2人で暮らしている。
王様: 平和を愛するミルラランドの王。
王妃: ミルラランドの王妃。エンディングで登場する。

他機種版

No.	タイトル	発売日	対応機種	開発元	発売元	メディア	型式	売上本数	備考
1	トリップワールド	201111302011年11月30日 201201052012年1月5日	ニンテンドー3DS	サンソフト	サンソフト	ダウンロード (バーチャルコンソール)	-	-

スタッフ

チーフ・ディレクター：植田祐一
チーフ・プログラマー：植田祐一
チーフ・デザイナー：なりたとしひこ
デザイナー：さかいりえこ、森亜希子
音楽：PHASE OUT、岩田雅幸、いしだつとむ、見廣篤
音楽プログラマー：松前真奈美、瀬谷辰宇
ハイパー・アドバイザー：酒井智巳
スペシャル・サンクス：鈴木博之、渡辺和幸、おかざきみほこ、森達男

評価

ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では、5・6・6・5の合計22点（満40点）となっている^[7]^[3]。レビュアーからはマップ構成が同社の『へべれけ』（1991年）や『ギミック!』（1992年）に類似した部分があるとした上で全体的な構成が「しっかりしている」と評価された他、「丁寧に描き込まれたグラフィックも好感が持てる」と肯定的に評価された^[7]。

ゲーム誌『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、17.4点（満30点）となっている^[5]。

項目	キャラクタ	音楽	お買得度	操作性	熱中度	オリジナリティ	総合
得点	3.2	2.7	2.5	2.8	2.8	3.4	17.4

脚注

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^ 前田尋之「Chapter 2 ゲームボーイソフトオールカタログ 1992年」『G-MOOK154 ゲームボーイパーフェクトカタログ』ジーウォーク、2018年11月29日、78頁。ISBN 9784862978226。
^ ^a ^b M.B.MOOK『懐かしゲームボーイパーフェクトガイド』 (ISBN 9784866400259)、49ページ
^ ^a ^b “トリップワールドまとめ [ゲームボーイ]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2017年3月5日閲覧。
^ “Trip World for Nintendo 3DS (2011)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2020年11月15日閲覧。
^ ^a ^b 「超絶大技林 '98年春版」『PlayStation Magazine』増刊4月15日号、徳間書店／インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、503頁、ASIN B00J16900U。
^ “Trip World for Game Boy (1992)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2017年3月5日閲覧。
^ ^a ^b 『ファミコン通信』、アスキー、1992年12月4日。

外部リンク

トリップワールド - 3DS バーチャルコンソール
Trip World（英語） - MobyGames

[1] 前田尋之「Chapter 2 ゲームボーイソフトオールカタログ 1992年」『G-MOOK154 ゲームボーイパーフェクトカタログ』ジーウォーク、2018年11月29日、78頁。ISBN 9784862978226。

[natsukashi-2] M.B.MOOK『懐かしゲームボーイパーフェクトガイド』 (ISBN 9784866400259)、49ページ

[famitsu-3] “トリップワールドまとめ [ゲームボーイ]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2017年3月5日閲覧。

[mobygames_3DS-4] “Trip World for Nintendo 3DS (2011)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2020年11月15日閲覧。

[daigirin503-5] 「超絶大技林 '98年春版」『PlayStation Magazine』増刊4月15日号、徳間書店／インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、503頁、ASIN B00J16900U。

[mobygames_GB-6] “Trip World for Game Boy (1992)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2017年3月5日閲覧。

[famitsu921204-7] 『ファミコン通信』、アスキー、1992年12月4日。

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