サンポート高松

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サンポート高松(ビル群)

サンポート高松(サンポートたかまつ)は、香川県高松市の高松港頭地区の愛称である。

かつて本州へ渡るJRの連絡船とホーバークラフトが出入りしていた、高松港の西半分を埋め立てて再開発した。

サンポートの「サン」は、太陽の”Sun”と讃岐の「讃」を意味する。

現在では高松市の町名の一つとなっている。

概要

再開発前は、今と風景が全く異なっていた。

地方合同庁舎、シンボルタワー、マリタイムプラザ、旅客ターミナルビル、高松コリドーが建っている位置は、後から埋め立てられた区画で元々は全て海面だった。

ホテルクレメントの位置が以前の高松駅で、車寄せ付近に連絡船桟橋、カフェテラス付近にホーバー乗り場があった。

玉藻公園の入口は、今では芝生広場だが、当時は旧駅前に面していて飲食店、琴電高松築港駅、高松グランドホテルが建っていた。

1988年に瀬戸大橋が開通し、本州へ列車で直通できるようになったため、連絡船とホーバーが廃止。

それと合わせて、今の高松駅への移転と港付近の埋め立て再開発が始まった。

高松市が瀬戸内海に面する港町であることから「瀬戸の都」のキャッチフレーズのもと、1990年代初頭から造成・建設工事が進められてきた。

JR高松駅高松シンボルタワーJRホテルクレメント高松高松サンポート合同庁舎高松港旅客ターミナルビルなどの大規模施設が立地する。

東部に位置するサンポート高松玉藻交差点は高松市のメインストリートである高松中央通りの起点となっている。

さぬき高松まつりのどんどん高松では高松港サンポート高松沖合海上に花火が上がるため大きな賑わいを見せる。

歴史

早朝のサンポート高松
開業時に特別運転された485系臨時急行「サンポート高松」
  • 1993年平成5年)7月26日 - 愛称を「サンポート高松」と決定[1]
  • 1998年(平成10年)11月1日 - 高松港玉藻防波堤灯台(赤灯台)が移設改築され、初点灯。
  • 1999年(平成11年)8月27日 - サンポート湾岸整備完了。
  • 2000年(平成12年)3月4日 - 新高松駅舎起工式。
  • 2001年(平成13年)
    • 5月13日 - JR高松駅新駅舎・旅客ターミナルビル完成。駅前広場供用開始。
    • 5月24日 - 全日空ホテルクレメント高松(現:JRホテルクレメント高松)オープン。
    • 5月29日 - サンポートで夏まつり開催。
    • 8月9日 - 高松シンボルタワー起工式。
  • 2002年(平成14年)
    • 5月9日 - 高松駅北複合商業施設オープン。
    • 7月12日 - 休憩所の東屋オープン
    • 10月5日 - スケートパーク供用開始。
  • 2003年(平成15年)
  • 2004年(平成16年)
    • 3月30日 - 高松シンボルタワーオープン。多目的広場供用開始。
    • 6月1日 - 高松駅南暫定広場供用開始。
    • 6月7日 - 高松地方合同庁舎A棟起工式。
  • 2005年(平成17年)
    • 9月27日 - 県がB2街区(旅客ターミナルビル北側の空き地)利用計画を民間公募。
    • 11月1日 - サンポートと商店街を結ぶバスが運行を開始。
  • 2006年(平成18年)11月21日 - 高松地方合同庁舎A棟竣工。名称を「高松サンポート合同庁舎」とする。
  • 2015年(平成27年)
    • 5月23日 - 高松地方合同庁舎B棟起工式。
  • 2017年(平成29年)9月20日 - 高松地方合同庁舎B棟竣工。

主な施設

商業施設

交通

広場・遊歩道・公園

建設中・未着工

  • 大的場跡地再開発施設(建設中)
  • ことでん高松築港駅(中止が決定し、用地は高松駅前バスターミナルの拡張に転用された。詳細は当該項目を参照)
  • B2街区ビル(未着工)
  • 新香川県立体育館(未着工、2024年度完成予定[2]

その他

交通アクセス

脚注

  1. ^ “愛称は「サンポート高松」”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 2. (1993年7月31日) 
  2. ^ 四国新聞2017年7月4日

関連項目

外部リンク