クリームソーダ
クリームソーダ(ice cream soda, float)とは、メロンソーダなどの炭酸飲料にアイスクリームを載せたもの、あるいはクリームを加えた飲料である。
日本のクリームソーダ
日本では一般に、緑色に着色されたメロンソーダなどにアイスクリームを載せた飲料(フロート)が「クリームソーダ」と呼ばれており、レストランや喫茶店で単にクリームソーダと言う場合は基本的にこのアイスクリーム入りメロンソーダを指す。日本では、缶やペットボトルなどの容器に入れて発売されているものもメロン風味のものが多い。
アイスクリームソーダは、日本初のソーダ・ファウンテンとして開業した資生堂パーラー銀座本店が最初に販売を始めたとされている。この当時日本では炭酸飲料に緑色の着色をしたものはハイカラとされていた[要出典]。
ただし、長らくアメリカの軍政下にあった沖縄県では、カラメル色素とバニラフレーバーを使用した炭酸飲料が「クリームソーダ」として製造販売されている(下記参照)。
世界のクリームソーダ
日本を除く世界の国々では、一般に「cream soda」とは、コーラやルートビアを主な材料とし、バニラなどの風味を付け、アイスクリームやクリームは使わない飲料を指す。
北アメリカ及びオセアニア
北アメリカやオセアニアでは、コーラやルートビアを主な材料とした一般的なもの以外にも、果物や風船ガムなどさまざまな風味のクリームソーダが販売されている。なお、A&W社では2008年より、日本のクリームソーダのように製造した「フロート」も発売している。
ヨーロッパ
イングランドでは、バニラの風味のものだけがクリームソーダといわれていたが、バニラ以外の風味を持つクリームソーダも販売されている。イングランドではA.Gバールやベン・シャーズなどが製造している。
アジア
香港や台湾などでは、北アメリカ同様、バニラの風味をつけたクリームソーダをコカコーラ社などが製造している。