カリニコス・クレアンガ

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カリニコス・クレアンガ
基本情報
生年月日 (1972-03-08) 1972年3月8日(52歳)
選手情報
最高世界ランク 7位
利き腕
グリップ シェークハンド
ラケット バタフライ特注(カーボン)[1]
フォア面ラバー ブライススピード
バック面ラバー ブライススピード
戦型 ドライブ主戦型
ITTFサイト WTTプロフィール
獲得メダル
ギリシャの旗 ギリシャ
卓球
世界卓球選手権
1991 千葉 混合ダブルス
2003 パリ 男子シングルス
■テンプレート ■プロジェクト:卓球 ■選手一覧

カリニコス・クレアンガ(Kalinikos Kreanga, 1972年3月8日- )は、ギリシャ卓球選手[1]

略歴

ルーマニアビストリツァ出身[1]。当時の名前は「カリン・クレアンガ」。7歳から卓球を始め、ジュニア時代からルーマニア代表として活躍した。しかし、当時のニコラエ・チャウシェスク政権下では卓球を続けることが困難であると感じたことから、16歳の時に、ヨーロッパユース卓球選手権大会の期間中に会場を抜け出して、ギリシャへと亡命。この時に「カリン」から「カリニコス」へ改名した。

1989年からシニアの国際大会に出場[1]、世界のトップで活躍している。2003年の世界選手権パリ大会では、男子シングルスで3位に入賞した[2]

2008年の北京オリンピックでは水谷隼と3回戦で対戦し、4-1で勝利している[3]

2013年のヨーロッパ卓球選手権でもギリシャ代表の一員としてプレーし、ドイツに敗れたものの準優勝している[4]

プレースタイル

身長168cmの小柄な体格ながら、フルスイングによる豪快な両ハンド攻撃を持ち味とするため[5]、「小さなヘラクレス」と呼ばれる。 あまりに強いインパクトのために、使用していたラバーの表面がボールとの摩擦で切れて裂けるほどである。 また、サービスのフォームが独特で、且つ巧妙である。 普段は中陣に下がって両ハンドをブンブン振り回すスタイルなので見せる事は少ないが、前陣でのブロックもなかなか巧み。

主な戦績

脚注

  1. ^ a b c d BIOGARPHY”. 国際卓球連盟. 2013年12月28日閲覧。
  2. ^ バタフライ 契約選手紹介 > クレアンガ”. バタフライ (2008年3月). 2013年12月28日閲覧。
  3. ^ 北京五輪 水谷 剛腕クレアンガに力負け”. 卓球王国 (2008年8月22日). 2013年12月28日閲覧。
  4. ^ Dmitrij Ovcharov new champion Vladimir Samsonov crowdꞌ s favourite as always”. ティバードイツ語版 (2013年10月22日). 2013年12月28日閲覧。
  5. ^ 田崎/鬼頭組、見事な逆転勝利”. 卓球王国 (204-08-16). 2013年12月28日閲覧。

外部リンク