カバー (企業)

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カバー株式会社
COVER corporation
カバーロゴ
種類 株式会社
略称 カバー
本社所在地 日本の旗 日本
101-0021
東京都千代田区外神田2丁目2-3 住友不動産御茶ノ水ビル7階
北緯35度42分0.1秒 東経139度46分3.7秒 / 北緯35.700028度 東経139.767694度 / 35.700028; 139.767694座標: 北緯35度42分0.1秒 東経139度46分3.7秒 / 北緯35.700028度 東経139.767694度 / 35.700028; 139.767694
設立 2016年6月13日
業種 サービス業
法人番号 4011001111450 ウィキデータを編集
事業内容 VTuberのサポート、アプリケーションVRAR等の開発
代表者 代表取締役社長CEO 谷郷元昭
資本金 4億5,280万8,545円(2021年現在)[1]
純利益 1億6808万9000円(2020年3月期)[2]
総資産 7億5273万円(2020年3月期)[2]
従業員数 154人(2021年4月現在)[1]
決算期 毎年3月31日
主要株主
関係する人物 ときのそら
外部リンク cover-corp.com ウィキデータを編集
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カバー株式会社英語: COVER corp.)は、東京都に本社をおく株式会社ITサービス業アプリケーションの開発を行っている。VTuber事務所であるホロライブプロダクションを運営している[3][4]

概要

「日本発のバーチャルタレントIPで世界中のファンを熱狂させる」ことをビジョンとし、VTuberプロダクションであるホロライブプロダクションの運営やVRARライブ配信システム、ARアプリなどや5Gの開発を行い、それらの技術を活用して二次元エンターテインメント体験を提供する事業を主とする企業である[5]

CEOの谷郷の話によると、企業を立ち上げる前はVRを活用したゲームを制作する会社とする予定だったが、キズナアイなどのバーチャルキャラクター[注釈 1]が活動し始め人気を得ており、VTuberの運営に変更したという[6]

経歴

2015年
2016年
  • 6月13日、カバー株式会社設立[1]
2017年
2019年
2020年
  • 11月12日、ホロライブ中国のライバー全員の卒業、中国市場からの事実上の撤退を発表[9]
2021年

事業内容

出典:[11]

運営

運営内容 名称 対象地域 活動期生 備考
アプリケーション ホロリー 日本の旗 日本
VTuber事務所 ホロライブプロダクション ホロライブ 日本の旗 日本 0-6、
ゲーマーズ
2019年12月2日よりホロライブプロダクションとして統合。
ホロスターズ 1-3、
UPROAR!!
ホロライブインドネシア インドネシアの旗 インドネシア 1-3 ホロライブプロダクション傘下の海外事務所。
ホロライブEnglish 英語圏 Myth(神話)
Project:HOPE
council(議会)
HOLOSTARS English TEMPUS

サービス終了または撤退

運営内容 名称  対象地域  活動期生 備考
VTuber事務所 ホロライブ中国 中華人民共和国の旗 中国 1-2 2020年12月16日に事実上の撤退
イノナカミュージック 日本の旗 日本 2022年3月末でプロジェクト終了

アプリの運営

ホロライブ

2017年12月21日に配信が開始された[12]。当初はキャラクターのライブ配信3D映像をAR投影したものを視聴出来るといったアプリだった[12]。しかし、2018年4月5日のアップデートにより、スマートフォンの前面カメラで配信者の表情を認識し、バーチャルYouTuberとして配信を行えるようになった[13]

2018年12月19日には同じホロライブアプリを利用するバーチャルYouTuber2人がアプリ内でクロマキー処理を行わずにキャラクターを重ねることができるように更新し、運営するホロライブプロダクション所属のバーチャルYouTuberに対してリリースをした[14]。2020年6月には同時に重ねられるキャラクターの数を4人に増やす更新を行った[15]

ホロリー

2019年12月3日より配信されたホロライブプロダクション所属VTuberと「いつでもVTuberと会えて、一緒にお出かけができる」スマートフォンアプリ。ARカメラモードを実装し、VTuberと動画や写真撮影もできる[16]。また、12月20日のアップデートによりARCore非対応端末でもインストール可能となった[17]。Android端末、iOS端末両方でのインストールが可能。

VTuberの運営

カバーは所属タレントに対しキャラクターのデザインの依頼やアプリケーション[注釈 3]の提供を行い、演者に対する各種のマネジメント面でのサポートを行っている[注釈 4]

演者はカバーから提供されたスマートフォンを使い、基本的に自宅から配信を行う[6]

脚注

注釈

  1. ^ 現在のバーチャルYouTuber。
  2. ^ 現在のカバー株式会社。
  3. ^ ここでのアプリケーションは、演者が簡単に配信することが出来るサービスのこと。
  4. ^ マネジメント面でのサポートとは演者の日々の企画のサポート、又は企業案件などの調整など。

出典

  1. ^ a b c COMPANY”. カバー株式会社. 2022年6月14日閲覧。
  2. ^ a b カバー株式会社 第4期決算公告”. 官報決算データベース. 2022年6月14日閲覧。
  3. ^ ABOUT”. カバー株式会社. 2020年3月26日閲覧。
  4. ^ カバー株式会社”. INITIAL. 2020年3月26日閲覧。
  5. ^ (トップページ)”. カバー株式会社. 2020年3月26日閲覧。
  6. ^ a b c 「ホロライブ」のビジョンとこれから――Tokyo XR Startups出身起業家インタビュー(第一回:カバー株式会社CEO 谷郷 元昭氏)”. Mogura VR (2019年8月23日). 2020年4月26日閲覧。
  7. ^ ホロライブ、bilibiliとVTuber事務所として初めて正式に契約し、中国展開を開始”. PR TIMES (2019年1月8日). 2020年3月26日閲覧。
  8. ^ 中国展開の提携企業との契約解消につきまして”. カバー株式会社 (2019年7月21日). 2020年3月26日閲覧。
  9. ^ 「ホロライブ中国」メンバーの卒業に関するお知らせ”. カバー株式会社 (2020年11月12日). 2020年11月12日閲覧。
  10. ^ カバー株式会社 (2021年10月28日). “カバー株式会社、東京コミュニケーションアート専門学校との産学連携教育/企業プロジェクトを開始”. PR TIMES. 2021年10月28日閲覧。
  11. ^ SERVICE”. カバー株式会社. 2020年3月26日閲覧。
  12. ^ a b キャラクターに会えるライブ視聴アプリ「hololive(ホロライブ)」提供開始のお知らせ”. PR TIMES (2017年12月21日). 2019年1月15日閲覧。
  13. ^ スマートフォンでバーチャルYouTuberに!iPhone、Android対応キャラクターなりきりアプリ「ホロライブ」リリースのお知らせ”. PR TIMES (2018年4月5日). 2019年1月15日閲覧。
  14. ^ 「ホロライブ配信アプリ」にスマホだけでVTuberのコラボ配信が可能な「コラボ機能」をリリース!|カバー株式会社のプレスリリース”. PR TIMES (2018年12月19日). 2020年6月22日閲覧。
  15. ^ ホロの奇妙なマロ雑談-眠くない-【#ホロの奇妙な雑談】”. YouTube (2020年6月6日). 2020年6月22日閲覧。
  16. ^ ホロライブプロダクション」所属VTuberといつでも会えるスマートフォンアプリ『ホロリー』を本日リリース!”. PR TIMES (2019年12月3日). 2019年12月3日閲覧。
  17. ^ 福田一行 [@ikko] (2019年12月20日). "ARCore非対応端末でもホロリーをインストールできるようになりました!非対応端末ではARCoreによるAR機能は使えませんが、ARと同じようなことができる機能を検討中です!". X(旧Twitter)より2021年3月1日閲覧

関連項目

外部リンク