エビのチリソース煮

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。61.21.192.150 (会話) による 2012年5月30日 (水) 15:45個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

乾焼蝦仁
繁体字 乾焼蝦仁
簡体字 干烧虾仁
発音記号
標準中国語
漢語拼音Gānshāo xiārén

エビのチリソースは、エビを辛い味付けで炒めた料理。エビチリという略称で呼ばれることも多い。

概要

現在知られているポピュラーなレシピは中華料理人四川省出身の料理人陳建民が日本で中華料理店を営むにあたり、「乾焼蝦仁」(カンシャオシャーレン)をアレンジしたレシピが広まったものである。 当時は日本人が豆板醤の辛味に慣れていなかったことからケチャップ黄身を用いて辛味を抑え、また調理法そのものを簡易化し今のエビチリが作られた。

ケチャップの利用により、家庭でも作ることが容易になり、辛さが抑えられた事もあって、日本の大衆に受け入れられ、中華料理ブームに乗った食品会社の宣伝も手伝って一気に普及した。今日では代表的な中華料理の一つとして広く親しまれている。

作り方

  1. 殻を剥いた海老に片栗粉をつけ、よく揉んで汚れを移す。
  2. 汚れが取れて水が透明になるまで海老を濯いで、十分水気を取ってから、卵白、塩、胡椒を塗し良く混ぜる。
  3. 長ネギショウガニンニクみじん切りにする。長ネギは最後に使うので分けて置いておく。
  4. 海老を油通しまたは炒めて、軽く火が通ったら器に分けておく。
  5. ショウガ、ニンニク、豆板醤を弱火で炒め、香りが出てきたらケチャップを入れる。全体が炒まり気泡が上がるようになったらスープを加える。
  6. 砂糖、酒、塩、胡椒を混ぜて好みの味にする。
  7. 海老を加えて炒め合わせ、長ネギを加える。ここで、余った黄身を流し入れると辛味が抑えられ、まろやかになる。海老が硬くなるのを避けるために煮込まぬ様に気をつけて、一回ししたら水溶き片栗粉でとろみをつける。仕上げに、風味づけの胡麻油を少々加えて完成する。

外部リンク